あらすじ
喋れないなら、唇は違うことに使え
薬草園で働くマリーは領主の娘に間違われ海賊の人質に。寡黙だが船員の信頼も厚い船長のアレックスは不器用な優しさを向けてきて…。
海賊船の船長と声の出ない「姫」の数日間だけの恋
あの人が優しいのは、自分を領主の娘だと思っているから――。薬草園を営む祖母と二人暮らしのマリーは領主の娘と間違われ、取引材料として私掠船で軟禁状態に。寡黙だが船員の信頼も厚い船長のアレックスは不器用な優しさでもてなしてくるが、マリーは喉を傷めて声が出ず、真実を伝えることができない。星空の下のダンス、月夜の口づけ、そして――。恋したことに気づくも、想いが叶うはずもなく…。
感情タグBEST3
匿名
間違えられて誘拐された!
食材に間違えて毒のある木の芽をスープにして食べ、喉をやられて声が出なくなったヒロイン。行きがかりで助けた領主の娘に間違えられて誘拐されてしまう。
痛みで食事をとれず声も出せないヒロインが脳内会話しているのが面白い。
Posted by ブクログ
「人魚姫」ってのが、ヒロインのマリーが毒草でのどを焼かれて声が出せないっていうことだったのは、新鮮な感じがしましたが、マリーも普通の町娘だったし、ヒーローのアレックスは漁師の息子だったりと、至って普通の庶民カップルだったのは、ある意味予想外でした。(今まで海賊船の船長っていう設定だと、本当は貴族だったり海軍の総督だったりと、最後のどんでん返しは、ヒーローの身分にヒロイン驚くってところだったんで。)
まあ、最後のどんでん返しは、すべてはエリクの掌の上で踊らされていたってところでしょうか。そういえば、毒草はボーダーの布に包まれてたなあと、最後でもう一度確認し直してしまいました(^^ゞ
特に大きな事件もないし、エロも普通だし、ちょっと物足りなかったです。