あらすじ
おまえは俺の王女だ。たった一人の俺の女だ。
王家の凋落により辺境の国へ嫁ぐことになった王女リンディ。攫われるように連れ出された王宮の外は「はじめて」のことばかりで…
剽悍な皇太子と亡国の王女
神々の末裔を自称し栄華を誇ったシスレシアの王族。しかし侵略行為の報復により千年王国は崩壊。亡国の王女となったリンディの身柄は、蛮族と蔑まれるセフェルナルの皇太子アルナルドのものに。市井の臣、ありのままの自然、他民族の衣食住…触れるものすべてが籠の鳥だったリンディに己の無力と無限の可能性を知らしめる。そしてリンディはすべてを変えたアルナルドに身体まで許すことになるのだが…
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
千年王国と言われるシスレシアの王女様リンディ。突然王宮に攻め入ってきたセルフェナルの皇太子アルナルドのものになり、セルフェナルまで連れていかれますが、その間にアルナルドに教えられ、成長していく姿が好ましく思いました。
エロシーンもさすがは王女様っていう感じで、アルナルド相手に下僕扱い。アルナルドの忍耐を試すようなことをたくさんしてます。P135のイラストのリンディの表情がなんともいえません。
初めてのHもアルナルドを挑発し、私に触れるのを許してあげるっていう感じで、こういう王女様って珍しいなぁって思います。
もちろん、アルナルドもがんばってましたけど、リンディの挑発には早々に落ちてました。悪態をつくアルナルドとか、リンディの期待に添えるようにがんばるとつぶやくアルナルドに、内心がんばれーとエールを送っちゃいました。
後半、毒矢にやられたアルナルドのため、山賊に向かって行ったり、山羊や馬で疾走したリンディがまたかっこいいです。ほんとにアルナルドを愛しているって感じでしょうか。アオイ冬子さんのイラストも合ってると思います。
久々にいいお話でした。
匿名
世間知らずの王女
何重もの箱に入れられ、世間を知らされていなかった王女。
神の国の王家として、神託を受ける巫女でもあったのに、襲撃されることも予見できず、王宮に攻め込まれて避難を進言されても事実を見れない愚かな王族。
こんな王女を連れて帰っても、大変だと思うけど。