【感想・ネタバレ】「観音経」の教え 弱い自分に克つこころのレビュー

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Posted by ブクログ

お経を読んだり、座禅をする事ができないサラリーマンに向けて書かれた電車の中で読む「観音経」。

「観音経」の理想は、愛欲や貪瞋痴に満ちた現実の人間の苦しみを価値転換し、純化し、慈悲に転成する。現実を逃避するのではなくて、泥沼の現実に立脚しながら、泥沼の中から蓮華を開花させる。

仏教を勉強していると他人の心理状態が見えるようになって、つい批判心が出てくる事がある。他人に見るものは自分の心の反映であるといましめる方法もあるのだが、本書の「観音経」の教えにも大いに啓発される。

「観音経」は現世利益の経典ではなく、慈悲心を育むお経。

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2011年04月27日

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