【感想・ネタバレ】竹島のレビュー

あらすじ

日韓両国民必読のコン・ゲーム小説! 口八丁の若者・健哉は、「竹島」に関する江戸期和本を入手。和本の記述が、領土問題の決定的な証拠になると踏んだ彼は、外務省に買い取りをもちかけるが断られ、あろうことか次に韓国側へ和本を買わせようと動く。健哉に翻弄された外務大臣・日下部は、健哉側と韓国側を日韓サッカー戦スタジアムへ招待。そこで日下部が提案した大ばくちとは?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ



親父は蒸発し、母親も男を作って蒸発。施設に預けられ、決して恵まれた少年時代を送らなかった主人公。高卒で不動産営業のドサ回り。
営業中、とあるオッさんに出会い物語は始まる。
竹島が日本のものか韓国のものか、一冊の古文書を巡り、外務省から、韓国大使館、さらに中国へ。三つ巴の展開に。
さすが、門井慶喜氏。
領土問題だけでなく、貧困による教育格差、その他、実に示唆に富む一冊。
竹島問題についても、新書5冊分くらいを大変分かりやすく、噛み砕いてくれている。
この手の題材からイデオロギーを排して、エンタメに昇華する技術はさすがだ。
領土問題に興味を持つために良い一冊でした。

0
2019年03月29日

Posted by ブクログ

テンポが良かったが題材としてもっと深く描いて欲しかったとも思う。
【脳内映画】
健哉:桐谷健太、ことみ:柴咲コウ、日下部大臣: 船越英一郎、坪山:浅野和之

0
2024年03月23日

「小説」ランキング