【感想・ネタバレ】過去を消した男 プーチンの正体（小学館文庫）のレビュー

西村拓也

[ブクログ · ★★★★★]

今となって読めば今回のウクライナ侵攻が予見されていたかのような記述もあった。
やっぱりプーチン大統領の行動や思想には非常に問題あることがよくわかった。
今となって読めば、大変、素晴らしい良書である。

[ブクログ · ★★★☆☆]

2000年8月発行と比較的“プーチン本“としては早期のもので、著者はその後ジャーナリストらしい著作もない“無名”な人なのだが、2023年から振り返ると的確な執筆と分析と言える。
その後に出版された他者の関連本においては、数年後であってもプーチン氏に対する好意的解釈で西側に同化していくのではないかとの予測があったりするが、実際の動きは本書の予測した方向へ進んでいる。そういう点で、当時どのようなソースで執筆されたのか非常に興味が湧く。