【感想・ネタバレ】エルハンブルグの天使のレビュー

あらすじ

嫉妬と羨望。そして軽蔑。少しずつ狂い始めた歯車と、開いていく二人の距離。悲哀に満ちた目で彼らを見つめる天使は何を思うのか…? 王マディスと王の良き友人の剣士ラルヴァン。微妙なバランスの元、一見固い絆でむすばれていたはずの二人は、プリマ嬢の登場と生まれた息子ペルセスによって二人の均衡は崩れ去る。自らの出生に疑問を抱くペルセスは、ラルヴァンの元を訪れるが…。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

絵がきれいだなあと思って読んでみたら、ストーリーもものすごく好みだった。
ずっと手元に置いておきたい本。

読んでて胸が苦しくなった。
2度目の城陥落の祝辞のところで泣きそうだった。

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2013年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大好きなあきさんの作品!迷わず手に取りました!
神や天使や妖精は(存在の如何は別としても)人々を幸せにするもの、という考えを吹き飛ばすようなお話。
天使が見える。それは、ただ見えるというだけのことであって、その存在に愛されているというわけではない。天使が寄り添っているからといって、祝福されているわけではない。
それはただ"在る"だけの存在。風のように、光陰のように、はかなく静かに通り過ぎるだけ。
オリンポスにも通じる哲学チックな、哀愁ただよう物語。

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2017年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本当はなにも考えていない天使の行動に、人間が勝手にいろいろ考えて苛まれていく様子が寓話的でやるせない。
あいかわらず画面が綺麗で見惚れる。

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2015年02月12日

ネタバレ 購入済み

認知バイアスを描いた良作。

人間の思い込みに焦点当ててるので興味深い。
こうだろう、そうに決まってる…という心理は誰でも持っているモノ。最大限引き出したのが戦争殺人って事なんだろうけど、アレ、リュックベッソン監督のジャンヌダルクを思い出した。
こっちはもっと砕けてて身近な感じですが、最近は心情表現(自慰行為)だけのモノが多い中、ストーリーで伝えるのは漫画って感じがして好きです。

#深い #ダーク

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2021年06月12日

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