【感想・ネタバレ】悪魔に奪われた骨(下)のレビュー

あらすじ

舞台はシカゴへ。ジェシカに殺人鬼の魔手が迫る。悪魔のアーティストとの息詰まる死闘!ジェシカたちが捜査に乗り出したちょうど同じ頃、ジャイルズ・ガーランは画廊経営者と接触していた。殺害した女性の背骨を抜き取り骨髄液をすするという凶行を重ねるジャイルズ。彼は芸術家として、被害者の背骨を用いたアート作品で美術界に旋風を巻き起こすことを夢見ていた。シカゴに舞台を移し、犯人とFBIとの苛烈な攻防が繰り広げられるなか、ジェシカは犯人と自分のあいだにある意外な因縁を知る。やがて殺人鬼の魔手はジェシカのもとへと迫り……大人気サイコ・スリラー・シリーズ、ここに完結!

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Posted by ブクログ

ついに女検死官ジェシカ・コラン・シリーズが完結。毎回、トンデモないサイコパスが登場し、この手の海外翻訳ミステリーとしては、最初から最後まで全くスタイルを変えなかったのは非常に珍しいことだと思う。検死官シリーズと言えば、パトリシア・コーンウェルのスカーペッタ・シリーズが有名であるが、最近はワンパターンになり、劣化が著しい。その点、ジェシカ・コラン・シリーズは一定水準を保ち続けて来た。それだけに完結というのは何とも寂しい限り。

女性の背骨を抜き取り、殺害するという残虐な殺人鬼ジェイルズとジェシカ・コランの対決。この殺人鬼と間違えられ、無実の罪で死刑執行を待つロバート・タウン。時限ミステリーとシリアルキラー・ミステリーの二つが味わえる。

しかし、結末にはどうにも納得出来なかった。その点で少し評価を落とした。

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2015年06月18日

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