【感想・ネタバレ】新選組ござるのレビュー

高橋由太

実家はインチキ拝み屋。ご先祖様は江戸妖怪の総大将ぬらりひょん。14歳の市村鉄之助は剣の才能皆無なのに、愛犬モモと共に新選組に入隊。源義経の亡霊に取り憑かれて滅法強い剣士と化す。将軍家の重大な秘密を握るため、暗殺者に狙われる沖田総司を絶対に守ってみせる！ ご先祖様のお仲間の、お歯黒べったり＆お岩さん・お菊さんも大きに応援。新感覚時代小説、堂々開幕。

[ブクログ · ★★★☆☆]

新撰組という題材を扱っているが、結構創作要素（ファンタジー？）が強い。
タイトルだけにつられて読むと期待外れかも。

続き物のようで、今後がきになるので☆3

[ブクログ · ★★★☆☆]

最後の新撰組隊士、市村鉄之助（中身に義経）、参る！

色々と反則。しかし、だから、面白い！
明治の東京で鉄之助は沖田総司を探していた。新撰組を再び興すために。しかし出会った沖田は、しかもそこの牛鍋屋には、鉄之助のお伴は、……色々と大変なことになっております。

沖田さんが実は女とか、まあ、どこかで聞いたことのある設定なのですが、和宮の影武者というのが面白い。そして、鉄之助はぬらりひょん、あのぬらりひょんの子孫で、辰之助は犬（笑）、義経の亡霊にとりつかれているという。謎の少年暗殺者から沖田を守れるのか。題材はあるあるという感じなのに、何か新しく読めました。新撰組って無限の素材。