あらすじ
電子カルテの導入や説明責任、個人情報の開示請求など、近年相談援助職の記録には高い客観性と専門性が求められている。本書では、記録に必要とされる要素や用いるべき語句、実際の記録の添削例などを収載し、限られた時間で的確な記録を残す具体的なノウハウを提示する。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
援助職の記録は、自分がどんな支援を提供したか、それを選択するに至った判断基準が何だったか明らかにし、「記録」として残すこと。(本文一部要約)
日々職務で忙殺されていると、蔑ろになりがちな記録。自分の記録に対する認識(クライエントや第三者(同僚や他機関、裁判官…)が見るためのもの)が甘かったように感じました。
なぜ記録が重要なのか、具体的にどのように書いたら良いのか、段階をおって丁寧に構成されており、とてもわかりやすかったです。
特に『専門家として適切な表現集』、記録に書き起こす際の言葉の言い換えは実践ですぐ取り入れられるため、とても助かります。
現在、相談援助職として働かれている方はもちろん、これから相談援助職を目指す学生さんにも、ぜひおすすめしたいです。
Posted by ブクログ
利用者支援を記録していくなかで、何のためにどのような記録を残していくべきなのか。
クライエントの言動と、それに対する所感を分けて書き、そこから課題を分析して支援計画におとしていく、SOAPメソッドについて例文を使って解説している。
習慣づけていかないと、「速く、楽に、」書けるところまで到達しないでしょ。
Posted by ブクログ
いつも記録を溜め込んでしまい、どうしたらいいか頭を抱えていた時に出会いました。
MSEという視点の持ち方、記録の「型」、言葉の一覧、記録の例など、参考にできる部分がたくさんありました。
「何のために記録するのか」
「それは自分が記録に残すべきことなのか」
を考えることによって、すっきりとした記録が残せそうです。
読めてよかった、と思えた一冊です。