あらすじ
寒冷の大地を統治するイスカス王の美しく聡明な娘・オリガ。地護神と話す<環>[リーン]の力をもち、人々に尊敬される彼女だったが、父が一方的に決めた政略結婚を前に、憂鬱な想いで日々を過ごしていた。だが、婚約者とすり替わった盗賊の首領・ヴィサリオンによって、オリガはさらわれてしまう。絶体絶命の状況においても毅然とした態度を崩さないオリガに対し、ヴィサリオンが求めたのは――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
中世欧州風の国に、巨大な動物の姿をした土地神の様な存在と、ファンタジーな世界観が好みでした。
世間知らずのお姫様が、盗賊に騙されて連れ去られ、新しい世界に投げ込まれて立ち向かうお話です。
お姫様オリガも芯が強く、盗賊の首領ヴィサリオンも魅力的なキャラクターでした。
という感想になったのは、下巻も読んでからのことなのですが、一緒にまとめます。
上巻だけだと物語の動き的にも、恋愛的な意味でも、まだはっきりとした楽しさはなかったです。面白くなりそうな気配はある、というところまで。
個人的に盗賊っぽくないヴィサリオンのビジュアルが好みです。ギャップ萌え的な意味でも。