【感想・ネタバレ】氷の富豪の愛人教育のレビュー

ケイトリン・クルーズ / 幸田育子

慈善団体の職員アリシアは、過去の恥ずべき経験から、自分を戒めひたすらまじめに生きてきた。けれど同僚に誘われしぶしぶ行ったクラブでニコライと出会い、今までの生き方を忘れた。危険で美しい人――まるで狼のよう。彼にかかわったら、私はまた取り返しのつかない間違いを犯す気がする。なのに絡みあう視線を外すことができない。たくましい腕に抱き締められたとたん、体のなかから激しい欲求がわき上がった。ニコライとのキスは、濃密な夜と破滅の味がした。

[G · ★★★★☆]

幸田先生買いです。

今回のヒーローはいつもの浮ついた軽いヒーローではなくて、過酷な生い立ちのせいで自分の中には怪物が住んでいる…と言われ続けて心が壊れてしまったイケメンな富豪。

そんな彼に利用されたヒロインが、彼の凍った心を溶かしてゆくラブストーリーですが、そんな彼も昔、結婚していたが、その元妻のヴェロニカなる妖艶な美女。
このヴェロニカを登場させる意味があったのか？と個人的には疑問でした。
結局ヴェロニカがヒーローの人格を壊したって事？。
ヒーローは幼い頃に伯父から虐待されていたから愛の存在を否定し続けていたはずなのになんでヴェロニカと結婚したの？って思ったけど。

そこんとこがチグハグに感じた。