【感想・ネタバレ】新装版 毎日が冒険のレビュー

あらすじ

夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ!

自分の好きなことをきわめたい。その想いだけを胸に、未経験、金なし、コネなしで「自分の店」を開き、「自分の本」を出版し、果ては「自分の会社」まで創った冒険野郎のドタバタ自叙伝。守ってきたことはただひとつ、「とりあえずやっちまう」ってことだ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

この人、本当に行動力ありすぎだよ。これに出てくる10万円の自己啓発セミナーうけてみてええ。映画『カクテル』みたいね。やる気になるっていうか、努力って無駄だよね……ていう幻想を打ち砕く、そんな作品……いや、物語なんていう抽象的なものじゃなく、自伝という具体的な事例!ほんとうに人間の真に迫れる活字媒体は自伝なのかもしれない。

0
2011年11月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「毎日が冒険」

何年も前から、高橋歩氏の本は一度読んでみなければ、と思っていたのですが、とりあえずは彼の出世作を読んでみました。
横書きのこんなレイアウトなので、あっ、これはパスかな、と思って読み始めたら、あっという間に最後まで。

自分の生き様をそのまま示すだけで、若者から圧倒的な支持を受ける人って、すごいなあ。
この本(彼の18才から6年間ぐらいの自伝)も、当然、若者向けに書いているけど、シニア直前の私が読んでも随分と面白い。
たぶん、若者の感じ方とはちょっと違う意味で。

やんちゃな彼が20才ぐらいにしたお気に入りのバイトはピザーラのデリバリー。
9割が茶髪という職場で、毎日出るデータは、その日、各人が1時間あたり何枚配達できたか、という数字。多く配達できても給料があがるわけではない。単なる統計。
それでも、茶髪たちは夢中になって成績を上げようとする。
3輪バイクでドリフト走行しないと成績は上がらない、とか、おばあちゃんひいちゃった、とか、危険な運転が必要らしい。
著者も絶対トップを取る気で2位までいくが、どうしても神様みたいな人がいてダメだったとのこと。その神様みたいな人は全員から尊敬され、著者も、結局、10万円の自己啓発セミナーみたいなのに行かされたりする。

たぶん、この部分は92年ぐらいの体験談だろう。今の職場と雰囲気がまるで違う。
今なら、ちょっとでもなんかしたらすぐクビ、成績上がらなきゃクビ。
酒飲んでバイクで帰る、なんて話も出てくるが、もちろん、そんなことしたらクビだし、本にそういう体験を書くだけでも袋叩きにあう。

高橋歩氏が、ほんの20年前の古き良き時代を甦らせてくれている。

0
2021年03月15日

「雑学・エンタメ」ランキング