【感想・ネタバレ】銀行支店長、走るのレビュー

あらすじ

うなばら銀行の窓際寸前行員、貞務定男は突如支店長に抜擢。支店では、女番長とあだ名される若手行員、柏木雪乃の言動に振り回されるが、不正融資発覚をきっかけに、貞務は雪乃ら若手たちと支店内の秘密に迫ろうとする。しかし、不正融資には政治家やヤクザも絡み、その背後には経営陣の派閥抗争が。誰が敵で、味方はどこにいるのか。貞務や雪乃たちに明日は見えるのか。ラストには大きなどんでん返しも待つ、日本型企業の、そしてあなたの明日を問う経済小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

窓際族の銀行員がいきなり支店長に任命されて、支店の闇を暴くというストーリー。
登場人物のキャラも立っており、ザ・エンターテイメント小説という感じで読みやすかった。
登場人物の関係が狭い世界すぎて、そこはリアリティーが無いように感じた。
読んでる途中でたびたび挟まれる孫子の引用は読みにくかった。

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

窓際銀行員寸前の貞務が支店長に抜擢される。その支店には女番長と呼ばれる柏木雪乃がいて、さらに前任者の支店長が失踪している。銀行の不正を暴いていく。

銀行員の話と言うと、池井戸さんの半沢直樹、高杉良さんの金融腐蝕列島を思い出しましたが、こちらは半沢直樹の様に尖ったキャラに近いです。上司の命令は絶対ですが、お互い、正義感が強く上司に対しても反抗する所も同じです。

江上さんの小説は、人間関係が面白いと思いました。雪乃が大物政治家の娘だとか、ヤクザが登場したりとか。元総会屋やまるぼうの仲間がいたりとか。孫子の兵法の話が頻繁に登場しますが、これが常に謎の解決の糸口になる。また、元気なミドルが登場してくれて嬉しいなと言う印象でした。

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2015年04月13日

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