あらすじ
アイルトン・セナ、アラン・プロストらを擁し、F1グランプリで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が2015年シーズンから復活する。その全盛期にホンダの広報・渉外スタッフとして現場の最前線で奮闘した著者が、サーキットの中だけではない、F1というビジネスを取り巻くさまざまな“戦い”をリアルに綴る。セナとの交情、プロストとの駆け引き、エンジン開発をめぐる攻防、現場を鼓舞した本田宗一郎の言葉……日本企業が「チーム」となって世界で戦う姿が、ここにある。【目次】はじめに/第1章 アイルトン・セナとの出会い/第2章 F1グランプリの内幕/第3章 F1が体現する欧州文化/第4章 日本がF1グランプリで戦うということ/終章 F1活動休止の決断/おわりに ホンダF1“再開”に寄せて
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Posted by ブクログ
ホンダのF1活動二期がなぜ成功し、なぜ三期と四期で失敗しているのか分かる本。
この本の最後で出てくる通り、ホンダはフェラーリと違って、レースを所詮は会社の利益に繋がる一つの方策としてしか捉えていない。だから携わる社員も所詮はサラリーマン的な仕事をするんだけど、ヨーロッパの文化として、スポーツとして、ビッグビジネスとしてのF1は、それでは到底勝てない。時にはサラリーマンの枠を超えた行動、決断、仕事が必要になる。二期の時のエンジニアたちはそれを理解し厭わずやったけど、三期四期の人たちは、自分は所詮いちサラリーマン、というスタンスでしか仕事をしていない。
今のホンダでF1に携わってる人たちは読むべきじゃないかな。ま、にしてもホンダは参戦撤退を繰り返しすぎだと思いますけど…
Posted by ブクログ
所要時間:3.5
印象的な文章:なし
オススメ度:
身内 3
身内以外 2
過去の自分(20歳) 2
未来の自分(60歳) 2
子供が【40】歳のときに読んで欲しい
セナの生涯や人格は日本人の心を惹きつける魅力的なものであることがよくわかった。
この頃のF1は、私が生まれたタイミングだから知らないが、スポーツとは違う様々な裏側を支えることによって世の中のビジネスが成り立っていることを再認識した。