あらすじ
本書で扱うBtoBマーケティングは、顧客戦略、商品戦略、差別化戦略、経営戦略まで踏み込む考え方です。
企業を顧客とする会社の経営者・経営企画担当部署、法人営業・営業企画担当部署、商品企画・開発担当部署、イベント・展示会・HP担当部署を担当される方々、すなわちBtoBの「お客様に関係する部門」の「顧客力強化」を図るための実務を気鋭のマーケターが具体的に解説します。
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Posted by ブクログ
◆結論 ~ 星の数 ~
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
◆感想文 ~ 読む前、読んだ後 ~
◇読む前の感想
私の大好きな本の一つに「白いネコは何をくれた?」という外国の小説のようなタイトルの本があります。その著者、佐藤義典さんの本です。
個人的なことですが、最近私の周りを BtoB とか BtoC と言った言葉が飛び交っておりまして、自分はBtoB や BtoC の何たるやを知らない!・・・ということに今更ながら気付き、これはイカンと本屋さんを彷徨っていましたところ、偶然見つけた本です。
背表紙を見て「佐藤義典!」と叫んだ次の瞬間、レジでお金を払っていました。w
私の好きな著者が、私の探している本を書いていたとは、ピンポイントで嵌り過ぎていて、偶然にしては空恐ろしいです。よって、この本との出会いは神のお導きに相違ありません。w
◇読んだ後の感想
いやー、素晴らしい。もう、ブラボーと言う他無いッス。
「白いネコは何をくれた?」(以下、白ネコ)の具体例の塊みたいな本でした。いや、白ネコも小説仕立てになっており、それだけで具体例を伴ったマーケティングの本に仕立て上げられていましたが、これは白ネコの続編というか、実践編というか、そういうポジションの本です。
先ず、白ネコを読み、マーケティングに興味を持ち、次にこの「実践 BtoB マーケティング」を読む、これが王道でしょう。
素晴らしい具体例の幾つかを、ご紹介します。
『お客様を出世させろ!』
こんなアプローチは脳の片隅にも無かったです。
『あげる商品を作れ!』
言われてみれば、世の中には素晴らしきタダ商品があって、売り上げアップに繋がっているんですね。その一方で、無価値なタダ商品も多々あったりして・・・。
他にも、
・戦場が変われば強みは変わる!
・お客様のお客様を見ろ!
などなど・・・。
また、自分を「商品」と見立てて、どうやって自分を売るか?と考えれば、自己研鑽、目標達成にも使える本です。(アリガタヤ、アリガタヤ。)
(参考:評価基準)
★★★★★:座右の書である、または、座右の書とすべきである(10%)
★★★★:自分の知り合い、友人、家族全員が読んで欲しい(20%)
★★★:「費用と時間」をかけても読んで欲しい、「内容」が非常に良い(30%)
★★:暇な時間で読めば良い(20%)
★:読んでも良いが強く薦めない、他にもっと良い本がある(20%)
Posted by ブクログ
C顧客がある目的を達成する際の自社以外の選択肢であるB戦場・競合に対して、S強み=選ぶ理由を作り、それをSMメッセージとして伝えれば競合ではなく、自社を選んでいただける。A独自資源があれば、S強みをB競合は真似できないので、長期的に選ばれ続けることになる。
Posted by ブクログ
お客様が選ぶ理由を訴求する。基本的なことだけど、業務に忙殺されると忘れがちになってしまう。
商品を売るのではなく、ベネフィットを売る。
そのための伝え方。(商品を購入するとこんないいことがある。ではなく、〇〇を改善しませんか、QCDのここを良くしませんか、PLBSを良くしませんか。実現のためにはこんな商品がありますよ)
お客様が選びやすいように、自社の強みも伝えてあげることも大切。同じような商品に見える中で、なぜ自社を選ばなくてはいけないのかを伝える。
顧客や競合が変われば、強みも弱みも変わってくるので、環境分析は必要。
BtoCとの違いは、相手は企業なので、意思決定者は複数人いたり、意思決定に時間がかかったりすること。