あらすじ
低身長で小学生に間違われるナッツンこと小池夏生。高身長でイケメンに間違われる天野織子。勘違いされっぱなしだけど、ふたりはれっきとしたハタチの女子大生!著者が描く4コマ漫画『でこぼこガーリッシュ』に続き、織子とナッツンの友情を堪能できるストーリ編が単行本になって登場! 人気の魅力的なサブキャラクターたちも、より活き活きと物語に刺激を加えてくれます! ルームシェアを始めてめまぐるしい日々だけど、お互いが何より大切。そんなパワーアップしたふたりの友情に頬が緩むこと間違いなし!!
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Posted by ブクログ
待ってました、原先生
織子と夏生の日常は、ストーリー形式で読んでも、やっぱり、心が弾む
二人が普通(?)の女子大生で、設定にもファンタジー要素が全く無く、現実的な話だからこそ面白い
百合じゃなくて、シンプルな友情物語ってのがイイんだよな
身長以外は似た者同士なんだろうな、二人は
きっと、彼女達の友人になったら、恋愛感情は微塵も湧かない、と思う、イイ意味で。対等っつーか、likeで繋がり合って、互いの「楽しい」を共有して、性別を忘れたバカ話をしたい間柄になりたい
織子、夏生ともに、恋愛方面でパッとした進展がないトコも、ある意味、この『織子とナッツン』の魅力だろう
そんな彼女達に反し、ようやく、岬さんと二ノ宮さんが、恋人になった!!
どっちも相手が好きなのは一目瞭然なのに、なかなか、一線を越えないものだからじれったいなぁ、と悶えていたが、やっと、二人とも素直になった。いや、めでたい
この調子で、織子も九条くんのキモチに気付いてあげて欲しい。基本、少し鈍いトコがあるにしろ、九条くんほど感情が顔に出やすいタイプもないのに、どうして、自分に向けられている「好き」に気付けないのか・・・・・・でも、その鈍感なトコが、織子の可愛らしいトコで、しばらくはこのまま、九条くんには頑張って欲しいんだよな、と思っているのも本音だ
夏生の方はもう、相手、桜先生のアプローチを待っているのは止めた方が良いな。多分、この先生、気付いても勘違いだ、と自分に言い聞かせちゃうタイプだ。言葉より行動で、自分の気持ちを大胆に伝えなきゃ
この台詞を引用に選んだのは、私がこの一巻で最も好きな話である、EPISODE.4「あずさちゃん恋ひ唄」の中で、最もキュンと胸が高鳴ったからだ。惚れた女が待っている場所に、周囲から笑われるのも構わず、ズレた格好で走っていけるくらいでなきゃ、そのキモチは「好き」とは言えないってコトだな