【感想・ネタバレ】地下室の姉の七日間のレビュー

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Posted by ブクログ 2010年07月10日

館淳一のポルノ小説。1990年の作品「姉と弟・監禁調教」の改題、改訂作。以前の「姉と弟・監禁調教」は僕も高校生時代に読んだ記憶があり、「地下室の…」では SNS で知り合うことになっている主人公とマル鬼は、1990年当時は草の根BBSで知り合う設定だった。

館淳一と言えば、インターネットの普及初期...続きを読むから自分の作品紹介やオリジナル作品をネット上で公開するなど、コンピュータとインターネットには先見性のあった作家だが、何かのインタビューでこの作品に触れて「編集者から『ネットワークネタはやめておけ。売れない』と言われたが、想いの強い作品だったので、無理を言って出してもらった。しかし、まったく売れなかった」というようなことを語っていた。

世紀は移り、2010年。もはやパソコンは一部の好事家のものではなく、世界中で数億人が SNS を使う時代になり、この本も幻冬舎アウトロー文庫から改訂、再出版された。ようやく、時代がこの作品に追いついたと言えよう。

内容も悪くはないのだが、一番メインになるはずの姉の調教シーンが、直前の雅江の調教シーンに完全に喰われてしまっているのが残念。

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