【感想・ネタバレ】ミニッツ ~一分間の絶対時間~のレビュー

あらすじ

私立穂尾付学園高校一年一組、相上櫻。 一分間だけ相手の心を読める 『ミニッツ』 能力の持ち主。 “一年生にしてこの学園の生徒会長になる”── そんな大それた野望を持つ櫻は、この 『絶対時間』 を利用し、クラス内で“頼れるが妬まれない、愛嬌のある委員長”という絶妙な立場を演じていた。 しかしある日、ふとした事がきっかけで、自身の秘密を生徒会副会長の琴宮遙に知られてしまう。櫻は、遥の弱みを握り返すため、彼女が提案する心理ゲーム 『馬鹿と天才ゲーム』 に挑む──。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

帯やカラーページに書いてある「馬鹿と天才ゲーム」が序盤の10数ページだけだったのでちょっと拍子抜けした。終盤でちょっと再登場したけど。
主人公が強力な能力と致命的なデメリットを制御しきれないが故に物語の展開が大きく動くのは読んでて面白かった。特に第四章は最高に好み。この巻のクライマックスだろう。とても面白い作品だが、万が一読むのが辛い場合でもここまでは読んでほしいと願う。
ちなみに知略バトルという煽りはあまり適切でない、というか不充分だと思う。大きく魅了されたのは人間ドラマ部分であって知略バトル部分は味付け程度に感じる。帯の煽りと読後の印象が大きく異なることは常だが。
蛇足だが、読心できるのが1分間にも関わらず能力名が「ミニッツ」なのは、主人公が反動の1分間を深く危惧してるからこその命名なんだろうな、とか考えたり。

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2012年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1分間だけ他人の心が読めるミニッツを駆使して生徒会長を目指す主人公櫻くんのお話。能力には反動があったり、櫻くんが腹黒かったり、でもすぐ顔真っ赤になったり泣いちゃったりで、俺つえーでありながらも完璧ではないのが良かった。ちょっと詰め込みすぎな感じもしたけど、他人の心を読んでの心理戦なんて必勝じゃんとか思ったけど、1分間の制限とその後の反動を考えると中々簡単に使えない能力なのがいい。最後に、この主人公は今まで読んできたライトノベルの主人公の中で一番トイレにこもっている気がします。

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2013年10月16日

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