あらすじ
その世界に唯一の図書館を擁する小都市、スウェントヴァイト。農学、建築学、地理学から歴史学、文学まで、人類の全知が集積されたその都市は、周辺列国から絶えず野心の的として狙われていた。どんな財宝や名誉よりも尊いとされる膨大な図書を護る騎士団隊長・イグナーツと上級司書・アーデルハイトの、果てしない戦いの物語が始まる。
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Posted by ブクログ
タイトル買い。アーデルハイト視点で見るとこの物語の異質さが見えてくる。知識の集約と独占の果てに、それに気づいたアーデルハイドの一言が実にゾクゾクする。
図書館、騎士団、どちらのワードでもそれは要チェックでした。
が、冒頭はけっこうな惨殺シーンから入ってくれること、それはそうなのかもね、騎士といったら女性にはナイト・騎士道精神ですが綺麗ごとでないこちらがリアルなのでしょう。でも、その疑問点がしっかり女性目線でも語られておう言ってやってくれ、とちょっと胸スキでした。
重厚な貴重本の並びにはおおこれこれ、ときめきます。
秘密基地めいたアーデル~の書庫羊皮紙巻いたままのとか、けっこうツボりました。
3話で、あぁそう話が転がりますか、とこれは起承転結のまだ起でしょうか。3巻完結なのは読みやすそう。