【感想・ネタバレ】十三夜荘奇談のレビュー

あらすじ

突然現れた五木くんと同居した達郎。「やさしいんですね、あなたは」、「やさしいと言うと…聞こえはいいけどな…」。――片すみに生きる小さな生命たちにやさしい視線をむける、秋生クンのファンタスティックな表題作の他、「夏の終わりに…」、「風の歌うたい」、「金の糸 銀の風」、「きつねのよめいり」、「ざしきわらし」、「アカプルコ・ゴールド」の6編を収録。独特な画風と巧みな心情表現で読者を魅了する吉田秋生の意欲作を集めた傑作短編集、第3弾!

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性表現について

他の方の評価にあげられたこの作品内の性表現についてですが、昭和の頃の性表現は今程厳格では無かったため、この作品が生まれた時代を知らない世代の方が理解されず過敏に反応されるのはやむなしと思われます。
しかし良く誤解されるのですが、この作者は女性であり、セクシャルな表現はあくまでも時代をリアルに反映させた物語の背景であって、作品の主旨主題ではありません。性表現の一部分だけで切り捨ててしまうにはとても惜しい作品です。
そして本作以降の作品も読まれたなら、作を重ねるごとに作者のセクシュアリティ表現の更なる深まりも読み取って頂けると思います。

#泣ける #切ない #エモい

2
2021年10月13日

Posted by ブクログ

この人は本当に詩みたいな漫画を書くなあ。上手くいえないんだけど、皆が同じにはなれないってことは常識なんて意味なんじゃないかと思わせるような、おとぎ話みたいでひんやり冷たいんだけどすごくやさしいんだよなあ。かっこいい。

0
2010年02月16日

匿名

購入済み

作者の倫理観を疑います

美大生のお話の中で、男子学生たちが女性のモデルを輪姦しようと計画したりとか、モデルを輪姦目的でどこやらへ誘い込んだとかいう描写がありました。作中の登場人物にもそれを描いた作者自身にもレイプが犯罪であるという認識がないとしか思えない描き方です。何かありふれたチョットした悪戯をするかのような、日常茶飯のことであって特に問題ないかのような。
(ということは、当時コレを掲載することを問題なしとした漫画雑誌の編集部にも出版社にも、性犯罪の認識がなかったのだろうと思われます)
この漫画が描かれた当時の日本の美術大学ってこういうことが当たり前に行われてたんですかね? 吉田秋生氏は確か何か権威のある賞もとっておられる作家さんではなかったかと記憶していましたが、こういう不快なエピソードを何気なく作品に入れてしまうようなクリエイターだったんだと知り、非常に残念に思います。この作家の作品は今後、絶対に買いません。
星もつけたくありませんが、つけないとレヴューできないシステムになっているようなので、、

0
2018年02月23日

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