【感想・ネタバレ】消えた大関のレビュー

あらすじ

外国人大関・荒把米は、独自の稽古で鍛え上げた強靭な身体で、土俵上に旋風を巻き起こしていた。ところが横綱昇進が確実視される中、格下相手にまさかの連敗。先場所からの不可解な取組結果に、支度部屋が関係することに気づいた大関は、本場所中にもかかわらず失踪する。やがてマスコミの前に現れた大関は“事実”を明らかにするが、何者かに狙撃され――。角界の闇に迫る衝撃のミステリ。

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Posted by ブクログ

須藤靖貴『消えた大関』PHP文芸文庫。

珍しい相撲ミステリー。角界の外国人差別、星の借り貸し、八百長、賭博など闇の部分が描かれ、さらにストーリーの膨らませ方も巧く、最後まで面白く読むことが出来た。

横綱昇進間違いなしの実力を持つ黒人大関の荒把米は角界からの外国人差別により横綱昇進を見送られる。そんな中、荒把米は本場所中にも関わらず失踪する。果して、失踪の影に隠された真実とは…

角界を舞台としたミステリーは幾つかあるが、その中でも面白い作品だった。

『大関の消えた夏』を改題、文庫化。

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2017年04月26日

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