あらすじ
桂米朝の落語は、速記、本人執筆による論文、エッセイが数多く刊行されている。それらは落語という芸能全体について後世に遺される貴重な資料となっている。筆者は中学生のころラジオ番組のリスナーとして米朝と出会い、その後、門人の桂枝雀に台本を提供したことから、米朝からも親しく教えを受ける機会を得た。「桂米朝落語研究会」の反省会、米朝が一門の落語を聞いた後、丁寧にダメ出しをしていた場などにも同席、教えの一部を垣間見、ノート10冊に書き留めた。上方落語中興の祖・桂米朝の芸談、ネタや本人にまつわるエピソード、古い芸人たちの思い出話などを、演題解説とともにつづる。また米朝の、活字、音源、映像についての莫大な資料情報も掲載。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
SNSで紹介されていたので目に付いた本です。
私は「落語」は結構好きな方で、その中でも「三代目桂米朝」師匠はお気に入りの噺家さんの一人です。
本書は、米朝師匠にまつわる数々のエピソードを記したものですが、著者が落語作家として米朝師匠、枝雀師匠の近くで活躍されていた小佐田定雄さんによるだけあって、とても興味深い話が満載でした。
Posted by ブクログ
落語は
むろん 語る人があり
それを 聴く人があって
初めて成り立つ
芸能です
優れた聴き手でもあり
優れた書き手でもある
小佐田さんが
紹介してくださる
米朝落語の裏話
また 一つ
聴き手の奥行きを
拡げるヒントを
いただいたような気がします
また
寄席通いに
拍車がかかりそうです