【感想・ネタバレ】昭和残影 父のことのレビュー

あらすじ

「本の雑誌」の創刊者であり、北上次郎名義で書評家として活躍する目黒考二。ある一冊の本がきっかけで、寡黙な父・亀治郎の意外な過去を知る……。活字や俳句を愛し、自分の信念を貫き、運動家として活動した亀治郎。その足跡を辿りながら、激動の時代と家族の姿を圧倒的な熱量で描きあげる。逝きし世と亡き父に捧げる傑作評伝。

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Posted by ブクログ

目黒氏の講演を聞いたが、この評伝もあちこちに興味深い話が飛んでいき、後戻りしながらどんどん読めてしまう。
そして、最後は家族の絆。

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2016年05月15日

Posted by ブクログ

本の雑誌の編集長として、又作家の北上次郎として、個人的に尊敬する読書の「達人」のおひとり。
父親を知るために、残されたメモや記憶、親戚の証言のひとつひとつを、社史や郷土史、同時代のことを書いたエッセイなどの記録から読み解き検証していく。作業をコツコツ続けて見えてきたものは?巻末に記された膨大な参考資料の一覧、所々挟み込まれる余談も含め、驚きと静かな感動に満ちた一冊でした。

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2015年09月12日

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