あらすじ
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本書は羽生善治名人監修の、まさに「最高難度の次の一手集」といえる書籍です。「将棋世界」に掲載された「昇段コース」において、最も難しい六段クラスの問題から良問を厳選した次の一手問題集。腕に自信のある方にはもちろん、最高レベルの将棋を垣間見たいという低段の方でも十分楽しめるように、詳細な解説と、解説用の図面を多数収録しています。また、各章に正解数と段位の目安を掲載しており、解きながら自分の実力を測ることもできるようになっております。最強の106問にチャレンジし、将棋の奥深さを堪能しながら、棋力アップにも役立つ将棋ファン注目の一冊です。
≪CONTENTS≫
第1章:そこそこ難問(第1問~第40問)/第2章:なかなか難問(第41問~第80問)/第3章:かなり難問(第81問~第106問)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これは難しい…。
次の一手系でここまで難しいのは初めてでした。
特に後半は、なんとなく筋が見えただけでは駄目で深く正確な読みが必要でした。爽快な一手は少ないですが、訓練としては良い本かと思います。
Posted by ブクログ
本書は過去に将棋世界六段コースから出題された問題の中から良問106問を収集掲載したものである。
問題の内訳は、将棋世界六段コースにおいての正解率別に三ランクに分類されています(以下の通り)。
そこそこ難問(1問~40問) (正解率40%以上)
なかなか難問(41問~80問) (正解率14~39%)
かなり難問(81問~106問) (正解率13%以下)
大抵のこの種の問題集は、難問!とか表記されている割には大して難問ではない場合が多々あるのであるが、本書はそうでもありませんでした。
「そこそこ難問」に分類されている問題は、恐らくアマ四段以上ならば、1,2分以内に候補手が2,3通り思い浮かびその中に予想通り回答があります。あとは早とちりして有力候補で不正解のほうをウッカリ選択しなければ、ほぼ100%解けるでしょう。
しかし、「なかなか難問」「かなり難問」となってゆくにつれて、候補手がすぐに出てこない場合が少なからずあります。このへんになるとアマ五段以上であっても、解けるまで何十分でも解答を確認しない。という姿勢で臨むつもりでなければ、ある程度考えてわからなければ解答を見よう、の方法では恐らく全問完解は至難です。もっとも、アマの場合は実践では1,2分以内に候補手が思い浮かばない時点で「自分では解けない問題」と同義でしょう。もし実践でこのレベルの問題(局面)に偶然遭遇したらどのくらい正解を選択できるだろうか?という観点からこの問題を眺めてみる場合、アマ四段クラスだと、最初の40問レベルの局面で正解5割、次の40問レベルの局面で正解2割、最後の26問は正解1割未満と判断します。
まあ、幾多ある問題集の中では本のタイトルを裏切らない内容であると思います。