【感想・ネタバレ】プレゼンテーションの教科書 第3版のレビュー

あらすじ

本書はパフォーマンスや発表の技術、身体動作、リハーサルなど商談で勝つプレゼンの“総合力”を独自の視点で取り上げています。TEDのスピーチ事例や東京オリンピック招致の勝因も分析。目先のテクニックや最新機器の活用に頼るのではなく、コミュニケーションとして聞き手にどのように受けとられるか、効果的に伝わるかといった聞き手本位の観点から論じています。また、プレゼンテーションを計画、準備と情報収集、人、技術、訓練などを総合化した行為としてとらえて「プレゼンテーション関数」として表現し、その関数の要素を関連させることで把握できるように工夫されています。多くのビジネスパーソンに読んでいただきたい一冊です。

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Posted by ブクログ

目的別
*説得
*情報伝達
*動機付け
*セレモニー
*エンターテイメント

プレゼンテーションの総合力
*計画と構成
*準備とリハーサル
*プレゼンターの役割、能力、人柄
*洗練された発表技術
*日常的な訓練と上達のためのヒント

話題の全貌を聞き手に見せる。
ナンバリングとラベリング。話の構造を示す。

プレゼンターの生きた言葉。
暗記や台本は意味をなさない。

専門用語は用語の解説と合わせて使うと良い。

プレゼンターは言い訳をしない。事前の言い訳じみた言葉や過度な謙遜も不要。

チェックリスト
*プレゼンテーションの目的は達成目標を明らかにして、十分理解しているか。
*伝えるべき内容の取捨選択と絞り込みはできているか。
*話すべき内容の順序や構成を検討したか。
*与えられた時間を確認し、話す内容に適切な時間配分をしたか。
*導入とまとめの工夫はしたか。
*プレゼンターとしての責任と役割を心得ているか。
*アシスタントに的確な指示を出しているか。
*誰が聞くのか。聞き手の分析をする。人数や相手の予備知識。
*会場の下見。設備環境や機材状況など。
*要点をまとめた進行メモを作成したか。
*適切な視覚資料か。スライド、動画、模型、パネル、実物など。
*スライドはシンプルかつ、魅力的なデザインか。
*スライドやポスターなど画面内の情報量は多過ぎないか。
*文字の大きさ、書体、色づかいなどは適切か。
*プレゼンテーション機器操作に習熟しているか。
*リハーサルをしたか。
*リハーサルをチェックしてくれる人に見てもらっているか。
*想定問答を用意してシミュレーションしているか。
*資料の提示や配布のタイミング、全体の段取りに無理はないか。
*声の出し方、話すスピード、態度などチェックしているか。
*髪型から足先まで身なりに気を使い、印象管理は万全か。
*資料提示や機器操作はスムーズか。
*自信と熱意に満ちた発表ができたか。
*開始から質疑応答まで、全て聞き手に配慮したか。
*時間管理は適切か。

教科書という名のとおり、プレゼンテーションについてひと通り網羅されており良い。
版を重ね、時代に合わせていると思う。

0
2021年03月06日

Posted by ブクログ

プレゼンテーションについてトータルにまとめられた本。パワポの見栄えがどうこうといった小手先のテクニックだけではなく、言葉の使い方、プレゼンターの選び方、準備など基本的なことや、スライドについても、はじまる前の画面から気を使うといった、なかなか思い至らない部分に対する指摘、はては日常におけるあらゆる事柄が、プレゼンテーションの勉強に通じるといった考え方まで解説してくれてわかりやすい。

0
2017年01月24日

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