【感想・ネタバレ】できる子はどっち?のレビュー

あらすじ

できる子になる子と、そうでない子の間には明らかに「差」があります!育つ環境、習慣、心構え、そして親の影響などなど、わが子をできる子に育てたい人必見!
【目次】
第1章 できる子のマインドとアクション
第2章 できる子の家庭環境
第3章 できる子の塾選び
第4章 できる子の勉強法
第5章 できる子の学校選び

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Posted by ブクログ

「できる子」という、いささか恥ずかしいタイトルが引っかかったものの、思いの外良書でした。2020年の大学入試改革を核に、それに向けて高→中→小と遡って何を学び身につければ良いのか、親はどんな心構えでいればいいのかが分かりやすく説明してあり、お金がなくとも、留学させられなくとも悲観しないでおこうと前向きになれました。
子供が小さいと幼児教育など今時点での教育に目を向けがちですが、大局を見ることはこれからの時代に必要な親のスキルではないかと思いました。

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2016年08月16日

Posted by ブクログ

目標を立てることも大切だが、とりあえず始めてから考えることも大切。
確かに子どもに明確な目標は難しい。
終えたことで得られる達成感を味わう。先へ進むことが大切。
まず言われたことを素直にやる。これは社会人にも通用する。
行動量を落とさないことが、できる子になる方法。
自分のためにしていることが、そのうち他人のためになっていた。という流れを作る。
成功体験にこだわらない。失敗が多いほど、成功するチャンスも増す。
他人を知る前に自分を知る。
少しずつ、自分と異なるものを受け入れる練習をする。
父親の意見は役に立たないことを自覚しておく。特に自分の時代と比べない。
興味や関心を無くすような干渉はしない。子どもを信頼して待つ。
塾は講師で選ぶ。
一冊の問題集を繰り返しこなす。答えを覚えるほどやる。
ノートをきれいにまとめるなら、その分、問題を解く。
学外の絶対評価を基準にして考える。
大人の勉強にも通じる書。
受験や学校制度は日々変わっているので、自分の経験で語らず、新しい情報を基に判断する。

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2018年11月23日

Posted by ブクログ

6年後に大学入試は大きく変わる。筆記はなくなり面接や推薦書中心になるという。中学受験に莫大なお金をかけるべきではない。一部のできる子以外はあきらめて、好きなことを探すためにいろいろなものごとを紹介するためにお金を使うべき。
中学で、アジアへの留学がおすすめ。
今後、英語が出来なきゃ話にならない社会になる。
ありきたりだけど、勉強法も紹介されている

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2015年07月19日

Posted by ブクログ

・多くの時間とお金をかけている割には、ほとんどの家庭がその成果・結果を感じられていない。原因は2つ。
1)どの家庭も目先のテストの点数やママ友同士の評判・噂話ばかりが話題の中心になっていること。偏差値や知名度、見栄だけで学校や塾を安易に選ぶため、子どもの実力が伴わず、結果として必要以上に無駄な時間とお金を費やしてしまう。
2)単純に「本当のことをしらない」から。安易な学校選び・塾選びをやめて「もったいない」状態から抜け出そう。

・約40年ぶりに実施される「大学入試改革」は明治以来続く、日本の教育制度を変える大事業。大学進学の受験制度が変わるということは、そこに至る前の高校・中学・小学などすべての教育制度や受験システムが変わることを意味する。いわゆる受験エリートのような「できる子」とは異なる、10年後、20年後も活躍できる人材となれる「できる子」とはどんな子かを考えよう。

・開成高校に東大合格者が多いのは「やりたいこと」「目標にしていること」に無頓着な「できる子」がたくさんいるため。明確な目標や、やりたいことがどうのという前に、勉強をする環境に身をおくこと。目標は決めず、「とりあえず」始め、知らず知らずのうちに将来の選択肢を増やしている子が「できる子」。

・初めから他人のために行動するのは難しい。いい人ぶらず、「for me」を突き詰めていくとそれがいつか「for you」になる。

・成功体験にこだわると、行動量が落ちてしまう。失敗が多いほど、成功するチャンスもより増してくる。

・他人を知る前に自分を知る。たくさん動いてたくさん経験を積んでおけば、似たような状況にいる他人を思いやることができる。

・「意識」を変えるのは難しいからまずは「行動」を変えてしまおう。ただしその前には人間らしい感情があることも忘れずに。「勉強してほしい、合格してほしい」と思っても子どもに好かれなければ何をいっても聞いてくれない。カッコよくいえば子どもからリスペクトされること。小言で嫌われずに自分の言葉を聞いてもらえるように親がカッコいい存在となるか、本人が勝手に動いてくれるような興味・関心を見つけ、それを膨らますことに全力を注ごう。

・大学の序列が一気に変わっていく。伝統や評判という「枠」を取り払い、20年後にも必要とされる大学はどこか、よく吟味しよう。

・留学渡航先としては、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ヴェトナム中心のアジアを薦める。費用を抑えて留学し、多様な人種・文化や価値観を学びながらLCCを使って飛び回りつつ、優秀な成績を修めて奨学金をとりつけてから欧米の高等教育機関に進むという作戦。アジアへの留学はとにかく安価。また、世界人口の40億以上がアジアで暮らしているため、たくさんの人や人種、歴史や文化、価値観が存在する。さらにアジアには欧米の大学が競ってその出先機関をつくっている。つまりアジアの学校で優秀な成績を修めれば、奨学金をもらって欧米の高等教育へつなげることも可能となってきた。アジアには人口が増えていく「若い国」もたくさんある。今後20年、40年というスパンで考えると、この若年層が世に出ることになる。今の子どもたちは日本人同士の接点よりも外国人との接点、特にインド、中東、アフリカの人たちと関わる可能性が高いと言える。そのときに役立つ要素は英語力と自己主張の強さ。また、文化や宗教に関する「教養」が必要な時代になるのは確実。またフランスの植民地が多くフランス語がきーとなるが、ヴェトナムもフランス語やフランス文化を知ることができる。費用を抑えて海外経験を積みながら、インド人のように英語力を鍛えて主張することを学び、インドネシアやマレーシアでムスリム文化を学びながらヴェトナムでフランスの香りに触れる。LCCを使ってさまざまな国へ渡りつつ、将来を見据えて研鑽し、奨学金を得て欧米へ。これを小学校高学年から中学生の間くらいに実施しておけば、「できる子」の下地にもなり、選択肢を広げられる。もちろん新しい大学受験制度にも対応できる。事件や事故に巻き込まれないよう自分の身を守る「リスク管理」も含め、自分で判断して行動することも学ばせるために、単身留学させるのもポイント。

・失敗を失敗と認められる能力もできる子の素養。視野が狭すぎるから浪人しそうになる。百歩譲って浪人して第一志望大学を目指さず現役で第二志望の大学に進学すること。変なプライドはかなぐり捨てて入ってから考える。1年間を「たかが受験勉強」に費やすことのほうがもったいない。

・親のもっている「これまでの杖」を取り払わなければ、いくら時間とお金があってもきりがない。「これから」は子どもが自分で行動し、経験し、判断力を身に付けて生きていく時代。「転ばぬ先の杖」も10本、100本あったら邪魔。大人がもっている「枠」を少しでも取り除くことが、子どもにとって最も大事なこと。大人が意識を変えていくことで普段の生活のなかでも充分にアンテナが働くようになる。

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2016年09月28日

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