【感想・ネタバレ】偏差値29からなぜ東大に合格できたのかのレビュー

あらすじ

親のおかげで「東大に受かった」と言い切る著者が教える
親がすべきこと、してはいけないこと
子どもの可能性の9割は親の接し方で決まる!

高3の秋に偏差値29だった著者は、一浪の末、見事に東大合格を果たす。なぜどん底の成績でも、「自分は受かる」と信じられたのか。なぜ途中で断念することなく、努力を続けられたのか。本書は、自身と周囲の東大生の経験をふまえ、子どもの能力を最大限に引き出す親の役割を説く。さらに、短期間で劇的に偏差値を上げる効率を極めた学習テクニックも公開。受験だけでなく、人生の目標達成に役立つ一冊!

・失敗を恐れる子と挑戦し続ける子、違いは親に起因する
・東大生が親から絶対に言われないこと
・東大合格に必ず必要なモノとは
・受験に生まれつきの才能は関係ない
・やってはいけない危険な褒め方
・子どもの失敗は放っておくのが正解?
・自分で「選ばせる」と勉強を投げ出さない
・いつまでも続く「明日やろう」を止める方法
・勉強を始める前に「勉強法」を知る
・集中力と効率を高める時間管理術 etc.

すぐに実践できる!
やる気を引き出すメソッドと独学勉強法

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Posted by ブクログ

ネタバレ

メンタルセット=心構えで人は人生を変えていける。



読書メモ

能力
固定タイプ→失敗した時、自分はこの程度のこともできないと自分を責める人、能力に向き合うことがこわい人。

変動タイプ→どんどん変えていくために行動する人、向き合えるからこそ、失敗を糧にし、乗り越えて成長しようとする。人間は失敗する生き物だからと許せて、頑張りを邪魔するストレスを取り除いてあげられる。

本当にやりたいことがあるなら、どんなことをしてでもやるはずでしょ!?

この状況の中で、利益の種は一体何を指すだろう?

大抵の人は、「失敗」というものに対して、自分を落ち込ませ、自信を奪う忌むべきものというメンタルセットを持っている。しかし、受け止め方次第である。「この組み合わせではうまくいかないことを発見するに至った」と思えばok!

諦めずに何度と何度も繰り返し考え、必ず自分ならできるという絶対的な自信と失敗しても再び立ち上がって挑戦する忍耐力が必要である。

成功は「するもの」というより「気づくもの」。もし、人が「失敗」と呼ぶものの中に「成長」を見つけだせるならば、それはもはや失敗ではなく成功なのである。

とにかく自分を褒め称える。リフレクション!

人は無意識のうちに、自分の取った行動と辻褄が合うように脳の思考を調整しようとする(認知不調和)。感情よりも行動を優先させた方がいい。

「最初は誤った定義でも、与えられれば自らほれを実現させるように行動する」という「自己実現予言」をロバート•K•マートンが提唱!


自制心を鍛えるためには、脳に「期限内に達成している」としっかり意識させること。付箋紙にやることを思いついたらメモして、やり終わったら消していく。1週間後、「今週も頑張ったなぁ」と達成感を得られる。このように、「自分はやるべきことをきちんとやれる人間は」と意識することで、より自制心が強くなる。

目先の欲求は、本能的かつ衝動的なもので、その欲求を手に入れたからといって精神的に満足するというよりは、むしろ後悔して罪悪化にかられることの方が多い。欲求に負けそうになった時は、「自分が本当にしたいことはどちらか?」、「そこまでしてやりたいこと?」とよく考えるようにしよう。(限定合理性)


明日やろうを避けるためには、将来の自分に手紙を書いてみる、あるいは、将来の自分の姿を想像するだけで後回しを回避できやすくなるとのこと。未来で自分は何をしているのかを思い浮かべると、そのために、自分は今、何をすべきが明確になります。また、今の自分のせいで将来の自分が何も達成できていない姿が浮かべば、今の自分が頑張らなくては!という意欲が出てきます。

一方、今の自分から将来の自分という視点ではなく、将来の自分の位置から今の自分からを見てみる方法も効果的です。未来の自分は、果たして今の自分に感謝しているか、それとも怒って情けなく思っているのかを考えてみてほしい。例えば、椅子和2つ向かい合わせ、一つに自分が座り、もう一つには将来の自分が座っているとして、「将来のあなたは何で言っている?」と想像する。もし、今やるべきことに困っていたら、将来的な視点から俯瞰して現在の自分をみることができるので何度でも繰り返しやってみよう。行動や感情をコントロールしやすくなるみたい。


本当ははじめからーそんな、バカでかいドアなんてものはない。小さなドアがいっぱいあるだけだ。

◯◯に行くというだけでは漠然としていて、いかにも難しそうに聞こえるがわそのためにやるべきことは「英単語を覚える」といった、小さなドアを開けていく作業の連続です。

目指す目標への気持ちが揺らいだ時には、「自分はなぜそこを目指すのか」、「大学に入ったら何をしたいのか」という志望理由を強く思い出してほしい。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

私自身が娘の親として、読みました。
娘が「自分にはできないことがない」と思える様に言葉をかけるよう気を付けていますが、十分なのか?改めて振り返ることができました。
著者のご両親も著者の成長期において、少なからず苛立ちを感じることがお有りだったこと想像できますが、著者に感じさせなかったこと、素晴らしく感心しました。
私自身も著者のご両親のようにありたいと思い、その中で前向きな言葉掛けと柔らかな理解をしていきたいと思います。
娘にも第6章「なぜ勉強するのか」だけでも、読んでほしく促しましたが。。。どうでしょう?。。。見守って行こうと思います。

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2021年08月04日

Posted by ブクログ

この手の本を読む場合、低学力からの一発逆転か勉強をしない子供に対して(あるいはやっても効果が上がらず諦めてしまっている)なんとかしたいと思っている人が大半だろう。私もその一人である。
やはり受験は本人次第でかなり変わることは確かであろう。著者は、決して頭が良かったわけではないというが、これはかなり無理がある。数学には考え続ける忍耐が必要と説いているが、その忍耐をどうやって身につけたかは不明である。本には親の関わり方によって変わるとされているが、やはり違うと思ってしまう。東大というトップを目指すとなれば、やはり資質面が大きいだろう。
資格試験のような、他人と競い合わない勉強であればまた違ってくるが、入試は1点でも他人より点数が低ければ合格しない。この本は、受験の指南書ではあるが入試の指南書としては話半分で良い。

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2017年04月01日

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