【感想・ネタバレ】合本 ダブル・ファンタジー【文春e-Books】のレビュー

あらすじ

奈津・三十五歳、脚本家。尊敬する男に誘われ、家を飛び出す。“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ――。
もう後戻りはしない。女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。そのためなら――、そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。
「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」

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匿名

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奈津の性への奔放さは清々しいが、ダメ男に好かれるのかはたまた自ら選びに行ってしまうのか。登場する男性はダメ男とレッテルを貼りたくなるような人物ばかり。
夫の省吾は言わずもがなモラハラ気質で自分を大きく見せるために虚勢をはっている。先生と仰ぐ志澤は、鬼才と呼ばれるだけあって大物感を演出していたがその実はすけべ親父と変わらない。
胸に空いた穴を満たそうともがく奈津の姿にハラハラする。

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2023年02月10日

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