あらすじ
【絶望しろ。希望は、その先にしかないのだから──。】
別々に予知された事件が一人の男で繋がった。男の名は趙哲明。幼い頃の黒野をスパイとして育成し、祖国に裏切られた男──。犯人の正体も明らかになり、事件は無事解決するかと思われた。しかし、かつて哲明に暗殺の指南を受けた黒野が違和感に気づく。「奴らの本当の目的は、テロでも暗殺でもなかったんだ──!」哲明が真に復讐しようとした相手とは何なのか…? そして“クロノスシステム”の秘密とは…!? 世界の暗部を凸凹バディが切り拓く!! 怒涛の最終巻!!
(C)2013 Manabu Kaminaga/Shinchosha (C)2016 Shou Yuduki
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Posted by ブクログ
天命探偵、次世代犯罪情報室シリーズ、第4段(最終巻)。
逆境に打ち勝つ真田と黒野達の活躍は、如何に。
『彼らの本当の目的は、テロでも暗殺でもなかった...』
黒幕の正体は、趙哲明。北の工作員で、黒野のかつての上司。そして、彼らの本当の目的とは?
アメリカのキャサリン大使が誘拐され、莫大な身代金と、哲明達の仲間の解放が条件だった。
そんな要求に、黒野達の立てた計画は、とてつもない無茶なものであった。
それは、あえて要求を拒否し、キャサリンを殺害させること。それを、志乃の予知夢により居場所を察知し、殺害の直前に逮捕すると言う、途方もない計画。
果たして、志乃の予知夢により、居場所が分かるのか、そして殺害を阻止出来るのか?
最後に暴かれる、黒野だけが知るクロノスシステムの真実の秘密。なんと、なんと、コクーンの本当の機能は、コールドスリープとは...
次の展開が楽しみですね。