あらすじ
反日デモ、抗日ドラマ……。こうした連日のメディアの情報は「中国人はみんな反日だ」というイメージを私たちに植えつける。しかし、実際は「中国人は実は日本が大好き」だった。数々の具体例で既成概念をひっくり返す画期的中国人論!
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Posted by ブクログ
このような本で、中国では銀英伝が大人気。ファンサークルもあるという話を知るのは意外だった。こんな話ばかりではなく、日本のソフトパワーが中国ではどのように受け入れられているかのレポート
Posted by ブクログ
香港に住んで、スタッフに大陸出身者も抱えて仕事してるから、普通に日本に住んでるよりは中国人について知ってる方だとは思う。けど、日本人同士だって世代が違えば判らないように、今の中国の若い子が考えてることなんて判ったようで判ってない。最近発売になる中国本と言えば、叩くか阿るかばかりのなかで、まあこの本は割とストレートに今の中国人の日本への想いを伝えているんじゃないかな、と思う。日本にいて、普段中国に接することが無くて、漠然と中国人にネガティブな感情持ってる人は、取っつきやすいし読んだらいいんじゃないかな。大体、中国人は日本について良く知ってるのに、日本人は中国に興味がないから、情報量に差がある。これは徹底的に事実だと思う。そうするとネガティブな感情って蔓延しやすい。
余談だが僕の部下には中国大陸出身の若い子が4人いる。みんな20代で独身で、まあ正直何考えてるのか良くわかんない(苦笑)。でも、日本人の下で働くのも全然嫌そうじゃないし、日本に出張って言うと行きたそうにしてる。彼らがどんなこと考えてるのか、改めて話してみようとも思ったよ。(^^;
Posted by ブクログ
「日本的なもの」が日本人の創造以上に中国の人々に影響を与えているという事実が、福島氏の実体験やインタビューなどからあぶり出されている。蒼井そらや日本のアニメなどが中国で人気なのはよく知られた話ではあるが、そうした分かりやすいものではなくとも、日本的な生活スタイルや文学作品に至るまで、中国人の意識せざるところで確実な影響を与えているのが興味深い。
よくある礼賛本とは一線を画した、日本がどのように中国に影響を与えているかというのとが筆者の長年の中国での知見から説得力をもって示されている。良書。