あらすじ
“本好き”に静かに愛され続けた伝説のエッセイ
大好きな本、癒しのおやつ、恋愛から遠い静かな時間。Suicaペンギンを生んだ人気イラストレーターが紡いだ伝説の人気随筆集。
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Posted by ブクログ
坂崎千春のエッセイ集。オリジナルバージョンは2006年刊。
アルファベット順のテーマ、A~Zで26篇。文庫版は+α篇。
華やかで多忙な日常と思いきや、まったくそうではなかった。作品から受ける印象とも異なっていた。大丈夫、あなたのことを想っているファンはたくさんいるよ、片想いだけど。
各篇には、料理やお弁当のレシピ、坂崎さんお気に入りの本の案内も添えられている。
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新装版の単行本を初版当時に読んでいたもののそれは手放してしまいました。
読み返したくなって文庫で再購入。
この本は可愛らしい文庫サイズで読んだほうが大切な一冊になるような気がします。
バウルー欲しいな。
Posted by ブクログ
いい意味でも、悪い意味でも、片想いが長い人にオススメの本だと感じました。
しかし、片想いをしている人だけではなく、日々の生活に疲れている人が読めば、そっと癒しへのヒントを与えてくれると思います。
片想いと孤独は、相棒です。
その孤独とどう付き合っていくか、満たされない自分の生活を振り返る一冊となりました。わたしももう少し片想いの孤独を楽しみたいなと、明るく前向きになれる本です。
Posted by ブクログ
事実だけで見ると、だいぶ痛いのだけれど、だからこそ、ずっと少女でいられて、みずみずしく青いお話が描けるのかも。
「金魚の恋」のイラストレーターさんだったんですね。
おはあちゃんの一言で、ふいに号泣。
以下、引用。
「サミシイヨ、オジイチャン、オジイチャン、イカナイデ、イカナイデ 小さな声が響いた。振り返ると、おばあちゃんが泣いていた。涙をぽろぽろこぼして、おじいちゃんに呼びかけていた。その悲痛な声はわたしを打った。おばあちゃんのなかの少女が叫んでいるようだった。」
Posted by ブクログ
大切な人への片想いを続けている著者の日常や日々の想いをつづったエッセイ。とても不器用で素直な様子が描かれていて、不器用なところはとても共感。
本や食べ物などのことも出てきて、読んでいて心地よかった。寝る前の一冊にぴったしでした。
Posted by ブクログ
エッセイはあまり読まないけれど著者が同じ歳だということで手に取った。エッセイを読んでいくなかで自分と似ている気がして紹介している本は読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
何かでおすすめされていて、買って、そのまんまになっていた本です。
忘れていたけどSuicaのペンギンちゃんのイラストの人かあ。
表紙のさくらんぼがひとつだけって言うのは、やっぱタイトルが「片想い」だからなのかな。
そう考えるとしんみりしちゃう。
私がいつも好むような、笑える要素はなかったけど、静かであたたかいエッセイでした。
文鳥を飼っている(いた)と知って嬉しくなりました。文鳥のイラストには「そうそう!」と思うものばかり。
「Mother」で、お母様にかわいいと言われ続けて育ったと書いてありました。
私も娘達に毎日のように「かわいいね」と言っています。それが決して間違いじゃないんだと思わせてくれてありがとう(笑)