【感想・ネタバレ】蝦夷の名の多くはアイヌ語系か 「日本書紀」「續日本書紀」七、八世紀の蝦夷名のレビュー

あらすじ

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“古代の東北地方の蝦夷(えみし)はアイヌ語系言語使用か”
“蝦夷=辺民説・非アイヌ説・アイヌ説などがある中で、蝦夷はアイヌ系か”の論を展開。
28人の蝦夷の名の語頭または語尾等を、同じ語をもつアイヌの名をアイヌの名延べ約4,700人の中から探して、その語頭または語尾等の趣旨を調べ、それを主に用いて蝦夷の名の趣旨を探り調べたものである。

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Posted by ブクログ

蝦夷(エミシ)とよばれる人々の記述は、日本書紀などの古い書物にも現れていた。それがアイヌの人であるという立場から、28人の名前をアイヌの名前4700人にあてはめて、アイヌ語の語尾の変化もふくめ、該当するかを検証した本です。
蝦夷の名前と、アイヌ語が延々と羅列してあるのですが、とても興味深く、面白く読みました。こういう検証を積み重ねることによって、蝦夷と呼ばれる人たちの正体が次第に明らかになってゆくのだと思うと、わくわくしました。

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2018年07月29日

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