【感想・ネタバレ】土方美月の館内日誌 ~失せ物捜しは博物館で~のレビュー

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Posted by ブクログ

館内日誌というタイトルの割に、あまり博物館の中で話が進行しない。「遠野物語」からの引用が多く、物語全体を神隠しというテーマが貫いています。この神隠しの解釈は少しすてきですね。

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2015年01月17日

Posted by ブクログ

★すべてのものには来歴があります

・もっと、『遠野物語』を生かしたらよかったかも。

・美月の先輩の森滝の夫が神隠しに遭った。
・刀がなくなったと言うヘンな格好の男が来た。
・着ぐるみと動物園。
・美月の失ったものとは?

【一行目】 別れ際、祖父からの餞の言葉は、ずいぶんと妙なものだった。/ 『いいか。人生に迷ったら、昔話を読みなさい』

▼姫神郷土博物館についての簡単なメモ

【伊能】刑事。勇太の上司。
【岩手県民】『遠野物語』と宮澤賢治と石川啄木は幼少期から刷り込まれ暗誦できなければわんこそばに挑戦する権利すら与えられない。
【沖田総司/おきた・そうじ】→総司
【着ぐるみ】このあたりは空間がねじれていて着ぐるみに入るのが流行っているらしい? 美月も着ぐるみ喫茶で「潜入捜査」してるし優衣は動物園で着ぐるみに入るバイトをしているし勇太もパンダザムライに入ることがある。
【近藤優衣/こんどう・ゆい】→優衣
【近藤優子/こんどう・ゆうこ】不動産会社のおばさん。当然ながら後に登場した近藤さんたちのお母さん。
【近藤勇太/こんどう・ゆうた】→勇太
【佐倉茂知/さくら・しげとも】依頼人。さくらもちと読んではいけない。金色のスーツに七三分けのキツネ顔の男。要所で訛る。相手を「マイフレンド」と呼ぶ。ばあさんの遺品の刀がなくなった。
【士郎/しろう】森滝の夫。機械メーカー勤務。神隠しに遭う。埴輪づくりが趣味。
【総司/そうじ】沖田総司。語り手。名前で苦労している。騙されてほぼ無一文。姫神郷土博物館に転がり込むことになったが「おばけ」が怖いので出そうなここにはあまり向いていない? 外見は文学青年だが大学で学んだのは化学。オバケがいないことを証明したかった。
【祖父】郷土史の研究家。十八まで育ててくれた父代わりの存在。故人。
【月待亭/つきまちてい】姫神郷土博物館に併設された探偵事務所。失せ物捜しが専門。
【動物園】祝山という山にあるらしい。けっこう盛況。名物は「お山の大将ソフト」というバナナ味のソフトクリーム。
【博物館】法律では登録博物館、博物館相当施設、博物館類似施設のみっつがある。姫神郷土博物館は博物館類似施設に分類される。
【パンダザムライ】《クールにしてニヒル、子供に媚びず権力に歯向かわず、悪人には正義の鉄槌が下るようきちんと通報する小市民的ヒーロー》p.133。通称「パンザム」。
【土方美月/ひじかた・みつき】→美月
【姫神市/ひめかみし】大学に合格した僕が暮らすことになり無事に卒業し路頭に迷っている町。平成の大合併でいくつもの市町村がくっついたのでおそろしく広く海あり山あり県レベルの広さだがおそろしく人口密度が低い。
【御手洗村/みたらいむら】僕と祖父が暮らした村。雪女の泣き声も聞こえることがある。
【美月/みつき】土方美月。姫神郷土博物館の館長。黒髪ロングの眼鏡美女。むかしなにかたいせつなものを失いそれを捜しているらしい。
【南田】動物園のパンザムの中の人。
【昔話】祖父いわく《人生に迷ったら、昔話を読みなさい》p.5
【森滝/もりたき】美月の先輩。
【優衣/ゆい】近藤優衣。近藤勇太の妹。姫神高校に入ったばかり。かわいい。動物園できぐるみに入るバイトをしているが侍の幽霊が出る。
【勇太/ゆうた】近藤勇太。刑事。美月の幼馴染み。
【来歴】《すべてのものには来歴があります》と土方美月は言った。

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2022年08月27日

Posted by ブクログ

失くしたものを博物館で見つけたかんじでもないし美月さんは冴えてるのかなんなのかよくわからなかったし刑事さんはボケすぎ。でも2人の雰囲気が好きだったかな

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2021年05月22日

Posted by ブクログ

謎が謎のまま終わってしまった。旦那さんは結局家出?だとしても理由がよくわからなかった。濡れ衣?パンダも謎。電池少なくてもメール送れるんなら何通か送ればいいのに。お姉ちゃんも謎。ちょっとふ完全燃焼でした。

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2017年09月14日

Posted by ブクログ

遠野物語がちょっと難しく感じたが、現代にうつしだすことで、なんとなくだが、わかりやすくなっててよかった。

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2015年10月22日

Posted by ブクログ

うーん、もやっと感。

最後まで読んだけど方向性がよくわからなかったな。
起承転結があいまいというか、盛り上がりに欠けるというか。

読み進めるのが正直苦痛でした。ごめんなさい。

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2015年05月30日

Posted by ブクログ

《すべてのものには、名前には来歴がある
そこに込められた意味は必ずある
幾千年経っても褪せることがない》
今見えているものだけでなく
その来歴を思い浮かべながら見る…
形の有る無し関係なく
あらゆるものに通じるね

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2015年03月07日

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