あらすじ
▼第1話/優しい遺産▼第2話/ガラスのスニーカー▼第3話/天使の値段▼第4話/幸せのリース▼第5話/偽りの被害者▼最終話/支援者の利潤▼おまけまんが
●主な登場人物/藤井(個人で闇のブローカーを営む男。以前は善良な小学校教師だった)
●あらすじ/ある日、藤井の元にエリカという女が「どんなモノでも買ってくれるブローカー」という噂を聞いて訪ねてきた。「母親を売りたい」と語るエリカに、顔色ひとつ変えずに応じる藤井だが、彼の容姿物腰はどう見ても裏稼業に関わるようなタイプには見えない。そのことを不審がる彼女に対し、藤井は前に小学校教師をしていたこと。そこで教え子の手で給食にトイレ用洗剤を入れられ、人間不信に陥った過去を語りだし…(第1話)。
●本巻の特徴/真面目で誠実な小学校教師は、なぜ闇のブローカーにならなければならなかったのか…? スピリッツ増刊に掲載された話題作、待望の単行本化!!
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Posted by ブクログ
スピリッツの増刊号で掲載されていたのですが、いつも楽しみに読んでいました。
小学校教師時代のトラウマを克服?するべく、信頼第一の闇ブローカーになる藤井。
藤井の「人を信じたい気持ち」が、なかなか報われず切ないですが、人の心の闇がうまく描かれている気がする。
ブラックでシュールですが、オススメ。
信頼関係の構築って、本当に難しいんだ。
でも、人を信じないことには、自分も信じて貰えないんだよね。
Posted by ブクログ
信じてるから、裏切った時は絶対に許さない、か。
やっぱ単純に
裏の世界で信頼なんてありえないんじゃないかと思った
だからこそ、これからの展開が楽しみだわ
Posted by ブクログ
闇社会のブローカーという点に興味を惹かれて購入。
主人公は過去に人間不信となる出来事を経験した男。人間を再び信じようとして、契約書の存在しない、信頼だけで成り立つこの稼業を始める。
その彼の下に様々な依頼者がやってきて織り成される、一話完結型の漫画。
基本的に話は全てほぼ同じパターン。
依頼者がやってくる→依頼を遂行する→依頼者が裏切る→主人公が仕返しする
ネタややり口こそ違うものの、これの繰り返し。セリフとか構成も同じ部分が多い。
連載されていた作品だから、初見の人にも配慮したのかもしれない。
ブローカーの仕事や闇社会の描写としては割とあっさりしている感じがする。
自分はこういう闇社会とか、裏の仕事とか、そう言ったことに詳しくないので、それなりに「へぇ」と思う部分もあったが、ある程度知識のある人が読んだら、どうなのだろう?
絵は独特で、決して上手いとは言えない部類。
全体的には良くも悪くも普通と言った印象だが、興味のある人はそれなりに面白く感じられるかもしれない。