感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2015年04月29日
表紙から予想していたモノより、内容は落ち着いていた
まぁ、ぶっちゃけさ、地味だな
華に欠けるっつーか、ストーリーに読み手を問答無用で作品内の雰囲気に引き込める抑揚が足りない
だが、つまらないの、と聞かれたら、違う、そう断言できる
バトル満載、流血どころか死体は当たり前、心理戦の駆け引きがエグい、胸や...続きを読むら尻やらがセクシーすぎる漫画を数多く読んでいると、この手の「何もない」漫画を読むと、心が落ち着く
何もないって言い方は悪いか・・・・・・つまりは、読み手を「おっ!」と大なり小なり驚かせる、非日常的なイベントが起きない、起こさない
ただただ、淡々に、毎日をしっかりと真面目に、時に、ほんのちょっとズルく、真っ直ぐ前しか見ずに生活している女子高校生の、声を出して笑いたくなるくらいに楽しい事も、鼻の奥がツンと思わず来るような事も、驚いて声も出ないような事も有り触れてる、「ある日の放課後」だけを描いている
誇張しすぎず、かといって、物足りなさなど感じさせないレベルで、絶妙なラインを見極めて、女子高校生の青春を切り取り、堅実に漫画って形にしている田村先生に、唸らされる読み手は多いハズだ
読み手の心を掻かない、薄味だが優しい素朴さを印象付ける絵柄もまた、ストーリーの「ほっこり感」を弱めていない
どの話も、自分が深く考えずに過ごしてきてしまっていた放課後の愉しさを思い出させてくれるものばかりだったが、個人的に気持ちが癒されたのは、Memo.13「黒木先生の授業」だ
この台詞を引用に選んだのは、自分の夢に叶えられる根拠がないからこそ、自信満々の言動で他人に眩しさを感じさせる強さを持っている人間は、こう言う発想の転換が無自覚に出来るからこそ、年齢や性別に関係なく、カッコ良く見えるんだろうな、と思ったので
新聞記者を目指す、ひとりの女子高生の周りで起きる日常のドラマ。
基本的に単話のヒューマンドラマになっていて、ラブコメなどの要素は少ない。
ほのぼのとした話や癒される話が多く、作画も癒し系なので好きです。
Posted by ブクログ 2015年03月18日
女子高生の日常を描いた連作ショートストーリー。「すみれファンファーレ」を思い出すノリだが、主人公の年齢が高いこともあるのか、もう少し写実的な描写になっている。コミティア作品的な文学的描写の巧みさがあるので、読んで損はしないが、ビッグコミック的といおうか、TVドラマに見られるようなコード遵守された予定...続きを読む調和的な保守性の枠で商品化されているようにも思われ、その点、IKKI連載作品である「すみれファンファーレ」の子ども視点に徹底的に引き寄せた斬り込み方には一歩及ばないようにも思われる。
Posted by ブクログ 2015年03月17日
爽やかな放課後ストーリーズ。
途中から無愛想なボサ髪ツリ目眼鏡の男子、浜野くんが登場。俄然前のめりになった。双子でクイズ好きってチャームポイント盛りすぎか。