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Posted by ブクログ
表紙から予想していたモノより、内容は落ち着いていた
まぁ、ぶっちゃけさ、地味だな
華に欠けるっつーか、ストーリーに読み手を問答無用で作品内の雰囲気に引き込める抑揚が足りない
だが、つまらないの、と聞かれたら、違う、そう断言できる
バトル満載、流血どころか死体は当たり前、心理戦の駆け引きがエグい、胸やら尻やらがセクシーすぎる漫画を数多く読んでいると、この手の「何もない」漫画を読むと、心が落ち着く
何もないって言い方は悪いか・・・・・・つまりは、読み手を「おっ!」と大なり小なり驚かせる、非日常的なイベントが起きない、起こさない
ただただ、淡々に、毎日をしっかりと真面目に、時に、ほんのちょっとズルく、真っ直ぐ前しか見ずに生活している女子高校生の、声を出して笑いたくなるくらいに楽しい事も、鼻の奥がツンと思わず来るような事も、驚いて声も出ないような事も有り触れてる、「ある日の放課後」だけを描いている
誇張しすぎず、かといって、物足りなさなど感じさせないレベルで、絶妙なラインを見極めて、女子高校生の青春を切り取り、堅実に漫画って形にしている田村先生に、唸らされる読み手は多いハズだ
読み手の心を掻かない、薄味だが優しい素朴さを印象付ける絵柄もまた、ストーリーの「ほっこり感」を弱めていない
どの話も、自分が深く考えずに過ごしてきてしまっていた放課後の愉しさを思い出させてくれるものばかりだったが、個人的に気持ちが癒されたのは、Memo.13「黒木先生の授業」だ
この台詞を引用に選んだのは、自分の夢に叶えられる根拠がないからこそ、自信満々の言動で他人に眩しさを感じさせる強さを持っている人間は、こう言う発想の転換が無自覚に出来るからこそ、年齢や性別に関係なく、カッコ良く見えるんだろうな、と思ったので
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