あらすじ
厚生労働省内で戦うキャリア技官の木村盛世氏が、福島原発事故による危機管理、厚生行政の不備を明らかにする。問題は原発事故だけでなく、新型インフルエンザ、口蹄疫、BSEなどの問題と同様で、おそまつな危機管理体制がさらなる危機をつくりだしている。疫学の専門家の視点から、日本の安全を守るための方法を提言。
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Posted by ブクログ
新型コロナどころかその前、東日本大震災後の原発事故後の厚生省の対応への怒り。
安易に、安全です、食べても大丈夫というのでなく、出荷停止にして保証するべきであったと主張。
そもそも、安全基準値は確かな根拠ではなく、厚生省にはやる気も能力もない。安全委員会はただのガス抜きで、専門家が関わりましたと幕を掛けて、官僚の綱引き論理で決まる。
まあそれはそうかもしれないが、ご本人も、100%安全はないと書いておられるところもあって、線引きを科学的にやれやという主旨なのかとも思ったが、一冊の薄い本の中で主張があっちこっちに行ってようわからんところはあった。
被曝に関わらず、世の中の基準値の殆どが、科学的知見ではなくえいやで決まってるところがあるというのは他の本でも読んだが、世の中進めるにはその基準値が必要なのは間違いない。
厚生官僚が大嫌いなことはよく伝わった。