【感想・ネタバレ】七十二候で楽しむ日本の暮らしのレビュー

あらすじ

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「虹始めて見る」「寒蝉鳴く」「菜虫蝶と化る」など、七十二に分かれた歳時記によせて、伝統行事や季節の食べ物、植物、俳句に使える季語や祭りなどを紹介。オールカラーのイラストでわかりやすい手引き。
※本書籍は見開きのデザインが含まれています。見開き表示での閲覧を推奨いたします。

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Posted by ブクログ

七十二候で楽しむ日本の暮らし
著:広田 千悦子
紙版
角川ソフィア文庫 N206 1

絵やかざりなど、彩があってたのしい。見やすかったです。

二十四節気(●)とは、春夏秋冬それぞれを6分割して、1年を24の季節であらわしたもの
暦にのっていたり、2文字で覚えやすかったりで、どこかでみた、親しみがあります

七十二候は、さらに、二十四節気を、初候、次候、末候と分けたもの
漢文からのもので、わかりにくい、よみかたがむずかしいと、一般的にはその内容はあまり知られていません
見た目はむずかしいが、かなにしてみるとその内容は全然むずかしくありません
その季節の特徴を短文で表現しているのです
昔の人は季節の移り変わりを細かくよく見ていたと感じます

目次
はじめに



●立春 りっしゅん(2/4-2/18)
 東風凍を解く はるかぜ、こおりをとく 2/4-2/8
 黄鶯見睆く うぐいすなく 2/9-2/13
 魚氷を上る うお、こおりをのぼる 2/14-2/18

●雨水 うすい(2/19-3/5)
 土脉潤起こる つちのしょう(地面のこと)、うるおいおこる 2/19-2/23
 霞始めて靆く かすみ、はじめてたなびく 2/24-2/28
 草木萌え動る そうもくめばえ、いずる 3/1-3/5

●啓蟄 けいちつ(3/6-3/20)
 蟄虫戸を啓く すごもりむし、とをひらく 3/6-3/10
 桃始めて笑く もも、はじめてさく 3/11-3/15
 菜虫蝶と化る なむし、ちょうとなる 3/16-3/20

●春分 しゅんぶん(3/21-4/4)
 雀始めて巣くう すずめ、はじめてすくう 3/21-3/25
 桜始めて開く さくら、はじめてひらく 3/26-3/30
 雷乃声を発す かみなり、すなわち、こえをはっす 3/31-4/4

●清明 せいめい(4/15-4/19)
 玄鳥至る つばめ、きたる(4/5-4/9)
 鴻雁北る こうがんかえる(4/10-4/14)
 虹始めて見る にじはじめてあらわる(4/15-4/19)

●穀雨 こくう(4/20-5/4)
 葭始めて生ず あし、はじめてしょうず(4/20-4/24)
 霜止みて苗出ずる しもやみて、なえいずる(4/25-4/29)
 牡丹華さく ぼたん、はなさく(4/30-5/4)



●立夏 りっか(5/5-5/20)
 蛙始めて鳴く かわず、はじめてなく(5/5-5/9)
 蚯蚓出ずる みみず、いずる(5/10-5/14)
 竹笋生ず たけのこ、しょうず(5/15-5/20)

●小満 しょうまん(5/21-6/5)
 蚕起きて桑を食む かいこおきて、くわをはむ(5/21-5/25)
 紅花栄う べにばな、さかう(5/26-5/30)
 麦の秋至る むぎのとき、いたる(5/31-6/5)

●芒種 ぼうしゅ(6/6-6/20)
 螳螂生ず かまきり、しょうず(6/6-6/10)
 腐れたる草蛍と為る くされたるくさ、ほたるとなる(6/11-6/15)
 梅の子黄ばむ うめのみ、きばむ(6/16-6/20)

●夏至 げし(6/21-7/6)
 乃東枯る なつかれくさ、かるる(6/21-6/25)
 菖蒲華さく あやめ、はなさく(6/26-7/1)
 半夏生ず はんげ(片白草)しょうず(7/2-7/6)

●小暑 しょうしょ(7/7-7/22)
 温風至る あつかぜいたる(7/7-7/11)
 蓮始めて開く はす、はじめてひらく(7/12-7/16)
 鷹乃学を習う たか、すなわち、わざをならう(7/17-7/22)

●大暑 たいしょ(7/23-8/6)
 桐始めて花を結ぶ きり、はじめて、はなをむすぶ(7/23-7/27)
 土潤いて溽し暑し つちうるおいて、むしあつし(7/28-8/1)
 大雨時行う たいう、ときどきおこなう(8/2-8/6)



●立秋 りっしゅう(8/7-8/22)
 涼風至る すずかぜ、いたる(8/7-8/11)
 寒蝉鳴く ひぐらしなく(8/12-8/16)
 蒙き霧升降う ふかききり、まとう(8/17-8/22)

●処暑 しょしょ(8/23-9/7)
 綿柎開く わたのはな、しべひらく(8/23-8/27)
 天地始めて粛し てんち、はじめてさむし(8/28-9/1)
 禾乃登る こくもの、すなわち、みのる(9/2-9/7)

●白露 はくろ(9/8-9/22)
 草露白し くさのつゆ、しろし(9/8-9/12)
 鶺鴒鳴く せきれい、なく(9/13-9/17)
 玄鳥去る つばめ、さる(9/18-9/22)

●秋分 しゅうぶん(9/23-10/7)
 雷乃声を収む かみなり、すなわち、こえをおさむ(9/23-9/27)
 虫蟄れて戸を坏ぐ むしかくれて、とをふさぐ(9/28-10/2)
 水始めて涸る みずはじめて、かるる(10/3-10/7) ⇒田の水を抜く

●寒露 かんろ(10/8-10/22)
 鴻雁来る こうがん、きたる(10/8-10/12)
 菊花開く きくのはな、さく(10/13-10/17)
 蟋蟀戸に在り きりぎりす、とにあり(10/18-10/22)

●霜降 そうこう(10/23-11霜始めて降る しも、はじめてふる(10/23-10/27)
 霎時施る こさめ、ときどき、ふる(10/28-11/1)
 楓蔦黄ばむ もみじ、つた、きばむ(11/2-11/6)



●立冬 りっとう(11/7-11/21)
 山茶始めて開く つばき、はじめてひらく(11/7-11/11)
 地始めて凍る ち、はじめて、こおる(11/12-11/16)
 金盞香く きんせんか(水仙)さく(11/17-11/21)

●小雪 しょうせつ(11/22-12/6)
 虹蔵れて見えず にじ、かくれて、みえず(11/22-11/26)
 朔風葉を払う きたかぜ、このはをはらう(11/27-12/1)
 橘始めて黄ばむ たちばな、はじめて、きばむ(12/2-12/6)

●大雪 たいせつ(12/7-12/21)
 閉塞く冬と成る そらさむく、ふゆとなる(12/7-12/11)
 熊穴に蟄る くま、あなにこもる(12/12-12/16)
 鮭魚群がる さけのうお、むらがる(12/17-12/21)

●冬至 とうじ(12/22-1/5)
 乃東生ず なつかれくさ、しょうず(12/22-12/26)
 麋角解つる さわしか(大鹿)のつの、おつる(12/27-12/31)
 雪下麦出ずる ゆきわたりて、むぎのびる(1/1-1/5)

●小寒 しょうかん(1/5*-1/19) *だぶりあり、調整?
 芹乃栄う せり、すなわち、さかう(1/5-1/9)
 水泉温かを含む しみず(泉の水)あたたかをふくむ(1/10-1/14)
 雉始めて鳴く きじ、はじめてなく(1/15-1/19)

●大寒 だいかん(1/20-2/3)
 款冬華さく ふきのはな、さく(1/20-1/24)
 沢水腹堅める さわみず、こおりつめる(1/25-1/29)
 鶏始めて乳く にわとり、はじめて、とやにつく(卵を産む)(1/30-2/3)

Column.1 ひとりにひとつ日本の誕生花
Colmun.2 跋扈する妖怪たち
Column.3 さまざまなお守り、祈りのかたち
Column.4 祝い弔い、人生の節目

参考文献
さくいん

ISBN:9784044064310
出版社:KADOKAWA
判型:文庫
ページ数:128ページ
定価:760円(本体)
発売日:2015年04月25日初版

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

 さいたま地方、桜がほぼ満開ですw。 10月は、十月桜、2月は河津桜、3月中旬は寒緋桜、3月下旬は染井吉野、4月は山桜。まもなく、数千キロの旅を終えたスズメが日本にやってきますね! 新年度の始まり。 「弦鳥至る」 ツバメがお礼に巣の中に残しておく貝を「ツバメの子安貝」というそうですw。安産のお守り!

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2021年03月28日

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