あらすじ
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なぜ、イスラムをめぐる情勢はさらに不安定化しているのか?
そもそも中東はなぜこうなったのか?
世界三大宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)の歴史と紛争の起源をマンガですっきり理解するための一冊!
アラブ独立運動、パレスチナ分割決議、中東戦争、湾岸戦争、オスロ合意、911、アルカイダ、アラブの春、シリア内戦、そして過激派組織「IS(イスラム国)」……など、中東をめぐるさまざまな事件・事象を時系列的に吉村作治が解説。
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Posted by ブクログ
細部のあらに目を瞑れば入門書としてとてもいいと思う。対立構図はさておき、宗教の成り立ちの面においてはとても分かりやすく、各々の違いも分かりやすくて良かった
Posted by ブクログ
前半はマンガで読む旧約・新約聖書&コーランといった体裁で、ムハンマドが全身真っ黒(偶像崇拝を禁じているため)という凶悪なツッコミどころを除けば割と楽しく読めるのだが、実はこれ長い前置きに過ぎない。
本編は中東で百年以上に亘る紛争の歴史を描いた後半で、同じアラブのクウェートにイラクが侵攻する湾岸戦争まで、うんざりするような戦いの描写が延々と続く。
利権が絡みに絡んで誰も解けなくなり、入れ代わり立ち代わり政権が変わっても一向に戦乱の世が終わらない様は、名著『アラブが見た十字軍』を思い起こさせる。
エジプトの記述が比較的細かいのは原案・監修が吉村作治だからか。
サイクス・ピコ協定やワッハーブ運動など、学生の時分世界史で習ったきりすっかり忘れていた項目が次々に現れ、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わえたりも。