あらすじ
二千年前にタイムスリップ! 映画「テルマエ・ロマエ」の人物たちも過ごしたはずのリアルな日常が鮮やかに甦る。臨場感たっぷりに再現された古代ローマの驚きの〈一日〉を体験できるベストセラー本。
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Posted by ブクログ
前々から読みたかったものを遂に読破!相続の数倍壮大で身近で遠くて素朴なローマの1日の姿を余すことなく堪能させてもらった。巨大で猥雑なインスラ、混沌とした宗教、見事なフォルムに浴場、豪勢な食卓………朧げであった古代ローマの世界が肉付き形をなしていく。終章近く、己の若い頃の姿を鏡に見てその過去を再生し堪能してみせた、人生の老成と積み重ねてきた幸福を噛み締める夫人の如く、過去の世界をいくつもの研究と遺物により読み解き、蘇らせて噛み締める読書であった。
Posted by ブクログ
タイトルのとおり、古代ローマ人の一日を通して当時の生活、文化、風俗を紹介する。食事、娯楽、風呂やトイレなど、現代の生活にあるものの原型はほぼすべてあったように思える。奴隷による決闘や公開処刑が娯楽になっていたりするのが残酷で野蛮に見えるけれども、現代の戦争やテロや大量殺人などを見るとむしろ残忍さは増しているとも言える。大きな違いは機械がしている仕事を奴隷が担っていたことだろう。一見うまく回っていたような奴隷制だが、やがて文明の崩壊を招いてしまったことはもう少し研究し、他山の石にしなくてはならない。