【感想・ネタバレ】最強の「リーダーシップ理論」集中講義のレビュー

あらすじ

管理職(マネジャー)になると、部下を持ち、組織の成果を上げる役割を負います。そのため管理職には「リーダーシップ」が求められますが、これがなかなか習得できないものの一つです。
そこで本書では、欧米で提唱されてきた多くのリーダーシップ理論における不変のエッセンスを、第一人者による講義形式でやさしく解説します。
【1時間目】コッター教授……リーダーシップの基本
【2時間目】マックス・ウェーバー教授……リーダーシップの理論的背景
【3時間目】三隅二不二教授……リーダーシップを発揮する方法(PM理論)
【4時間目】ベニス教授……変革型リーダーシップ
【5時間目】グリーンリーフ教授……サーバント(奉仕型)・リーダーシップ
【6時間目】ミンツバーグ教授……マネジャーの役割
この1冊で、リーダーとして知っておきたい考え方や行動について学ぶことができます。管理職やチームリーダーはもちろん、経営者、これからリーダーになる人にも役立つ一冊です。

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Posted by ブクログ

新たに昇格した課長が、リーダーシップ理論の大家から、リーダーシップに関する講義を受けるという想定で書かれた、リーダーシップ理論の入門書。
講義のオリエンテーションをドラッカーが担当し、以降、コッター、マックス・ウェーバー、三隅ニ不ニ、ウォーレン・ベニス、グリーンリーフ、ミンツバーグが講義を担当する。
筆者があとがきに書いているが、リーダーシップ研究は、多くの論者がさまざまな議論を展開しているので、「これがスタンダードだ」という教科書が存在しない。上記の学者たちは、この分野の有名な研究者であり、彼らのリーダーシップ理論を学ぶことで、リーダーシップに関する研究の、おおよその内容を知ることが出来る。
一方で、リーダーシップは、理屈ではなく実践という側面が大きい。だから、新任課長が、実際の場面で活かすことを想定してリーダーシップ理論を学ぶ、という本になっている。

私は人事部門に所属しているが、人事部門の人間にとってのリーダーシップにまつわる最大の課題は、
1) 将来の経営を担えるリーダー素養を持った人財を早めに見つけ出すこと
2) そうやって見つけ出した人財を実際の経営者に育て上げること、そのためにタフなアサインメントを与えること。実際のリーダーを作ること
だと思っている。
そのために、リーダーシップ理論書をあらためて読んでいる。入門書であり、当たり前だけれども、特に目新しい内容はない。が、読みやすく、分かりやすくまとまった入門書だと思う。

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2021年01月03日

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