【感想・ネタバレ】弔いの鐘のあとでのレビュー

シャロン・ケンドリック / 吉本ミキ

知っているのはお互いの名前だけ――だからこそ、ありのままの姿を見せ合える。■サブリナは一人イギリスを離れ、ヴェネチアにやってきた。自分の身に降りかかった悲劇を受け入れ、心の傷を癒すためだった。ゴンドラに乗った彼女は、運河のほとりに立つ男性に目を奪われた。見も知らぬ男性に惹かれるなんて、初めての経験だ。ヴェネチアに仕事でやってきたガイは、ゴンドラに乗っている美しい女性に強く心を引きつけられた。彼女がゴンドラを降りるのを待って、思いきってディナーに誘おう。見も知らぬ女性に声をかけるなんて、初めての経験だ。異国の地で出会った行きずりの相手に、一目惚れをすることなどあるのだろうか？だが、一夜を共にしたあと、ガイのささいな嘘を知ったサブリナは、逃げるように姿を消す。あとに残されたのは金のチェーンだけ……。それが、二人を再びイギリスで引き合わせることになった。

[ブクログ · ★★★★☆]

婚約者が交通事故で亡くなってすぐにヒーローと出合ったヒロイン。
お互いに引かれ、ベットを共にするが、そこで一度は別れてしまいます。
その後の再生の過程と、シンミリ来るセリフがとてもよいです。
最近のｼｬﾛﾝ・ｹﾝﾄﾞﾘｯｸの傲慢なヒーローを気に入って読み始めましたが、
ヒロインにべた惚れしているのに自分で気がついていないヒーローにとても感激しました。
読む価値あり。

[ブクログ · ★★★☆☆]

32歳美術商と27歳書店員[more]婚約者を4ヶ月前に亡くしたヒロインは旅行先のヴェネチアでヒーローと一夜を過ごす。自分が金持ちであることを隠していたヒーローへの不信感から黙って帰国したヒロインを追って彼が勤め先に現れる。ヒーローの誘いを受けて、6週間働きながら彼のロンドンの家に滞在することにするが、彼は来るとは思ってなかった。