【感想・ネタバレ】面と向かっては聞きにくいイスラム教徒への99の大疑問のレビュー

あらすじ

「コーラン」「ジハード」「イスラム国」とは?
全世界で16億人いるイスラム教徒とは、本当はどんな人々なのか?
19歳でイスラム教に入信し、以来約50年間にわたり各国のイスラム教徒と交流を深めてきた著者だからこそ書ける、ニュースではわからないイスラム世界の真実!

【著者紹介】
佐々木良昭(ささき・よしあき)
笹川平和財団特別研究員。日本経済団体連合会21世紀政策研究所ビジティング・アナリスト。
中東情勢の考察・分析及びアラブ・イスラム圏研究における第一人者。
1947年、岩手県生まれ。19歳でイスラム教に入信。
拓殖大学卒業後、国立リビア大学神学部、埼玉大学大学院経済科学科を修了。
トルクメニスタン・インターナショナル大学にて名誉博士号を授与。
1970年の大阪万国博覧会ではアブダビ政府館の副館長を務めた。
アラブ・データセンター・ベイルート駐在代表、アルカバス紙(クウェート)東京特派員、在日リビア大使館渉外担当、拓殖大学海外事情研究所を経て、2002年より東京財団シニアリサーチフェロー。
2010年には笹川平和財団アドバイザー、2014年からは一般社団法人日本経済団体連合会21世紀政策研究所ビジティング・アナリストに就任。
主な著書に『これから50年、世界はトルコを中心に回る』(プレジデント社)、『日本人が知らなかったイスラム教』(青春出版社)、
『ジハードとテロリズム』(PHP研究所)、『革命と独裁のアラブ』(ダイヤモンド社)、『ハラールマーケット最前線』(実業之日本社)ほか多数。

【目次より】
◆第1章 イスラムの子供たちは何歳から『コーラン』を学びますか?
◆第2章 イスラム原理主義者は外見で見わけがつきますか?
◆第3章 ムスリムの女性のバッグにはどんな物が入っていますか?
◆第4章 アラビア文字にも達筆と悪筆ってあるのですか?
◆第5章 イスラムの銀行は利子を払わないって本当ですか?
◆第6章 IS(イスラム国)は、なぜ生まれたのですか?

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Posted by ブクログ

 政治や歴史についてはあまり触れられておらず、今日のイスラム教徒の価値観や考え方や日常について書かれている。
 イスラム教って辞められるの?不倫をした人を家族が殺すとかイスラム教徒はどう思っているの?自爆テロをやっている人をイスラム教徒はどう見ているの?などなど、聞きにくい上に、これという答えがあるわけではなく調べにくいが気になる疑問について解説している。
 なお、不貞を働くのは男女なのに女だけ殺すっておかしくない?とかそういう部分はサラッと流しつつ、イスラム教徒は女性を守るなど書かれており……おそらく普通の日本人的価値観からすると、モヤモヤした気持ちになる。
 が、著者がイスラム教徒ということで、これもまたイスラム教徒のリアルなのかな、と感じる。価値観がやはり現代の日本人とちょっと異なる。

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2021年05月25日

Posted by ブクログ

仕事で中東アフリカの方と関わることがあるため、どんな国民性なのか、どういう文化や考え方があるのか知りたくて読んでみた。
この本は少し古いのと、一部偏った思想も入っているかもしれないが、それでも読みながら、知り合いのイスラム教徒の行動が腑に落ちたり、理解が深まる感覚があった。

明日以降また彼らと仕事をするのが楽しみになった!

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2024年10月27日

Posted by ブクログ

コーランや他宗教の事、中東のオシャレ事情、アラビア文字の世界でも達筆な書家がいる事、IS組織にサウジやクェートの大富豪達が資金援助してる事やトルコとの繋がり、中東ではエジプトが安定して発展する国だと言う理由、日本人が中東にビジネス参入する際のアドバイスなど質疑応答形式で分かりやすく読めた。

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2015年05月21日

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