【感想・ネタバレ】ある朝目覚めたらぼくは ~機械人形の秘密~のレビュー

あらすじ

『エデン』――それは日本有数の資産家である遠江家が広大な私有地に作った集落で、芸術家や職人が集まり、さまざまな店を出している。唯一の家族である祖父を亡くした高校生の遼は、彼が『エデン』に残してくれた住居兼アンティーク雑貨店『エトワール』に引っ越してきた。自分がいつからか持っていた機械人形を店に飾ると、人形の持ち主だという少女が現れて…?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

エデンの設定がすごく魅力的です。
主人公はある意味達観して賢いけれど、何も持ってない少年、ヒロインは小さな心のキズを彼に癒してもらったことを忘れない、大金持ちのお嬢様だけれど破天荒で無鉄砲なところのある少女‥‥‥いや、二十歳だから女性と呼ぶべきだろうけれどあれは少女‥‥‥。でも強い。
この二人はぴったりハマっていい感じなんですが、彼女の従兄弟のナイト役がなんかどっかで読んだような性格設定でちょっと気になりました。
この巻は、主人公の遼くんが引っ越してきた当日から、ただでさえ忙しいのに彼女に強襲され、寝込みを襲われてぶん殴られて助けられたり入院したり、退院したら彼女の宝探しでまた殴られたり蹴られたり‥‥‥(笑)
最後は朝コーヒーならぬ朝お味噌汁でやっと泣くことができたという二日半の話です。

でも一言言いたい。
大財閥の社長が惚れ込んで渡す婚約指輪が何で1千万ごときなの?3カラットくらいのメイン石だけで一千万だよ!メイン石に金だのプラチナだのサイド石だの付け加えて一千万ならちょっと寂しいサイズデスよ。

なんか身もふたもないな。これは続刊が読みたいです。

0
2015年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この小説がデビュー作の著者。文章に粗さを感じ、人物設定やストーリーも一皮むけば既視感があり、深みがない。表紙から受ける印象とはかけ離れたドタバタとしたストーリー展開と黒幕の意外性の無さ。ただ主人公二人には好感が持てるし、「エデン」の話をもっと読みたいと思うのでシリーズ化して欲しいと思います。というかそうでないと「エデン」の設定必要でしたか?てことにも・・・。親戚をたらい回しにされた経験から祖父の愛情を信じ切れなかった遼が、祖父の愛情に気が付いたラストは泣けました。

0
2015年03月09日

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