あらすじ
生まれつき魔力が少なく、何をしても誰にも気づいてもらえない〈世界一影の薄い男〉――カゲウス・インビジブル。根が善人な彼だったが、何をしても気がついてもらえないストレスからその体質を利用してのぞきに明け暮れる残念な日々を送っていた。だがある日、浴場で出会った旅の盗賊・サンディに彼ののぞきがばれてしまう! 彼女が持っていた『真実の七鏡』は世界の真の姿を映し出すアイテム。その力のおかげでサンディには彼の姿が見えたのだ。あまりにも残念なカゲウスを更正するために、サンディは彼を『真実の七鏡』集めの旅に連れて行くと言い出して……!?
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存在感が薄過ぎて周囲から全く認識されないって、結構使い古されたネタですが、主人公カゲウス・インビジブルが祖先から受け継いだ出自により出生前からだったとは…。
幼馴染で幼い頃に離れたきり、カゲウスの方だけ気付いていない盗賊の末裔サンディ。
その彼女と同じ孤児院で育った勇者の末裔クレセント。
そしてカゲウスの妹レベッカ。
4人での珍道中、一緒にいれば敵から隠匿できるとはいえ、カゲウスの賢者タイムが尽きたら見えちゃうって…。
まぁ、この作者さんなんで文体は安心して読めますし、単純に娯楽として面白い作品でした。