【感想・ネタバレ】スノー・バラードのレビュー

吉村明美

箱入り娘だった雪子は、小さなライブハウスで演奏していた美行とかけおちして結婚。バンドの都合で札幌へ移り住んだ。急成長した美行のバンドは、1年後にはメジャーデビューして東京へ。押しも押されぬ人気グループになったのだが、そのせいで美行は独身ということになっている。彼と会うことも許されない雪子は、いつも自分の声の入ったテープを送っていた。ある日、ライブのリハーサル中の美行にこっそり会いにいった雪子。だが彼は全然相手にしてくれず、女優と親しげに話しだす始末。彼の態度に寂しさを隠せない雪子。そんな時、彼女は突然血を吐いて倒れてしまい…！？ ●収録作品 スノー・バラード／君慕うタンゴ／5月だったね／雪

[G · ★★★★☆]

ハラハラしました。

夫婦やカップルの話で、1話目は二十歳そこそこの夫婦だけど彼は付き合い当時は売れないバンドメンバーだったけど、妻の父親から若造が！と言われて結婚反対されて駆け落ち婚し、彼は義父に認めて貰うために妻と距離を置いてガムシャラにバンド活動をし、1年でメジャーな売れっ子になる。
2人は周りには秘密婚なので妻は会えなくても電話なくても影で支えていて見放さず出しゃばらずと言った控えめな存在。
彼のバンドにとって大事なコンサート直前にヒロインに不幸が…。
どうなるのかハラハラドキドキしました。

他のも付き合っているカップルで、彼氏はほとんど構ってくれない冷たい男。
ヒロインは周りからは別れたら？と言われるくらいラブラブではないし、ついにある時には彼の机の中から元カノに宛てたと思われる彼が書いた小説が見つかってしまう。
そのせいで彼女は彼と距離をおいてしまい…？。
この彼氏、好きになれませんでした。

吉村先生の作品だったので、ハッピーエンドは期待できるかな…？と疑いながら読んだのでハラハラしました。