あらすじ
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プログラマーであれば一度は挑戦したくなる究極のプログラムがコンパイラの製作。本書は仕様を限定したC言語のプログラムの処理系(コンパイラ/インタープリタ)をC言語で作り上げていく。コンパイラ技術を楽しみながら学習していこう。
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Posted by ブクログ
C言語を用いて、C言語に近い言語の処理系の実装に向けた解説を行っている本。
基本的なC言語の使い方を一通り抑えておくことが、この本を読むための前提条件で、コンパイラに関する前提知識は特に必要ない。
字句解析から始まり、構文解析、コード生成、コード実行環境をソースコードを交えて解説し、おまけとして最適化や誤り処理について簡単に触れている。
構文解析は、構文木を構成した方法ではないため、構文木を用いて構文解析を行いたい方は、別の書籍を読んだほうがよいかも。
ただし、コンパイラ・インタプリタの開発が初めてという方は、コンパイラの基本概念を理解するという意味で、この本はよい入門書になると思う。
なお、実装するコードの実行環境は、スタックマシンである。
「インタプリタ」の開発、と本のタイトルにあるのに、インタプリタに関する話題がほとんど無かったため、☆を-1とした。