【感想・ネタバレ】エディに別れを告げてのレビュー

あらすじ

子供の頃に、楽しい思い出はまったくない。この時代に、幸福や喜びの感情を経験したことがないというつもりはない。ただ、痛みがすべてを支配しているから、そこに収まらないものは消されてしまうのだ。北フランスの貧しい工場地帯、男たちが力で支配する、強いことだけが価値を持つその世界で、女の子のような少年エディは異分子だった。壮絶ないじめと暴力、同性愛体験……。差別主義の標的となり、苦しい日々を送った彼は逃亡を決意した。家族を捨て、貧しい村を捨て、奇妙な名前(エディ・ベルグル)を捨てた彼は高等師範へと進み、エドゥアール・ルイと名前を変え、同性愛者であるインテリ青年となった。現代の現実世界の出来事とは、にわかには信じがたいほどの貧困の実態、想像を超える差別主義――性差別、人種差別、同性愛差別――そのすべてを赤裸々に語り、自身の半生をつづった衝撃の物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

訳者あとがきに思ったことが全部書いてあった。
初体験の場面が衝撃。ゲイに幻想を抱いているワタシも立派な差別主義者なのである。

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2015年05月10日

Posted by ブクログ

実体験を書いている、らしい。
20代前半の著者は、題名の通り、過去の自分にすでに別れを告げていて、子ども時代ーティーン時代にいた過去の自分について、具体的な出来事や状況の描写を通して書き記している。
すさまじい。

0
2020年01月26日

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