【感想・ネタバレ】羽生の一手詰のレビュー

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Posted by ブクログ

『将棋初心者かつ羽生さんに興味がある人向けの詰将棋集』

一手詰の詰将棋集です。
問題数は81と多くはありませんが、解説が分かりやすく失敗図もあるので初心者には良い本だと思います。
また、駒の動かし方から詰め将棋のルールまで詳しく説明してあるので、将棋を知らない人でも本書だけで問題無く詰め将棋の問題を解けるようになっています。

タイトルに「羽生の」と付いているだけあり、羽生さんが監修したという事に留まらず、羽生さんに関する豆知識やインタビュー記事が載っていますので羽生さんには興味があるけれど、将棋はあまり知らないという人に向けた詰将棋本なのかなという感想を持ちました。

問題の解説も本の作りも全体的に分かりやすいので、とても良いと思うのですが、解説に偶に将棋用語的な言い回しがあるのでそういった所には違和感を感じました。
唐突に出るそういった言葉の使われ方で、この本のコンセプトであるだろう分かりやすさが少し損われている感じを受けました。

全体の感想としては、分かりやすさはとても良いけれど、問題数をもう少し増やして、将棋用語的な言い回しを無くせばもっと良いかなと感じました。
或いは雰囲気を出すためにそういった将棋の言葉を入れたいなら、この本のコンセプトとは少しずれる気がしますが将棋の格言をガンガン入れていって、その言葉に対して注釈をいれる所まで作り込んでいれば、星4の評価にしていたと思います。

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2015年03月22日

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