【感想・ネタバレ】ザ・藤川家族カンパニー あなたのご遺言、代行いたしますのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

築50年の元診療所で暮らす6人の兄弟。
滅多に帰宅しない、自然写真家でロマンス詩人の藤川三理の子供たち。
長男の四寿雄、30歳。
イケメン弁護士の五武、27歳。
ひきこもりの浪人生、六郎、19歳。
紅一点の七重と三つ子の八重、九重は中学3年生。
そんな異母兄弟の藤川家に、突然、母親を亡くした7歳の女の子、十遠が現れる。
四寿雄は秘密の遺言を依頼人の死後に代行する「遺言代行」が本業で、やっかいごとの多い代行に兄弟は毎度駆り出され。

68歳の鎌倉マダムが初恋の人に残したメッセージ。
病死した5歳の娘が飼うのを望んでいた猫の行方。
四寿雄のセンパイの突然の死と彼の亡くした娘への謝罪の謎。
ネットカフェ難民の彼が残したブイヤベースのお礼の相手。
代行の仕事を解決しつつ、深まっていく七重の十遠への不信感と、明かされる兄弟たちの家族への想い。
「なんとなくお互いに察して、ギリギリのところですれ違えればいいのに」
それがなかなか難しい。
いろんな母親が出てくるので、自分はどうだろうかとヒヤリとしたり。
読みながらデジャヴ…と思ったら、ちょっとファミリー(漫画の)みたいなんだな。懐かしい。

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2021年10月30日

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